逸材発見！近大付属vs大阪学院、大阪桐蔭vs履正社の大阪府決勝など観戦
昨日は舞洲の大阪シティ信用金庫スタジアムにて、高校野球の秋季大阪大会の決勝戦と３位決定戦を観てきました。
３位以上が近畿大会に進めます。近畿大会での上位はセンバツの出場が見えてきますので、３位決定戦も熱い戦いでした。
試合の詳細は他の媒体に譲りますので、僕の視点での気になった選手について書いていきます。
３位決定戦 大阪学院vs近大付属
＜スコア＞
▶︎ チームカラー
チームカラー的には、近大付属が各選手、身長も高くガッシリした体型の選手が多くて、いかにも強豪私学という雰囲気。大阪桐蔭とも負けず劣らずの体格の選手が多かったです。
それに比べると、大阪学院の方は身長の低めの選手がいたり、どこか公立高校のような雰囲気のある個性豊かなメンバーという感じでした。
体型が表すかの如く、近大付属は綺麗なプレーをする印象。それに対して大阪学院は荒々しく、個性豊か。スイングは全員マン振りで、観ていて爽快でした。
大阪学院はいわゆる縦振り（カチ上げ型のスイング。アッパースイングと昔は言われていた）の選手が多かったです。何よりも、打球速度は明らかに大阪学院の方が早かった印象で、それゆえ、内野の間を抜けるヒットが多かったように思います。
▶︎ 大阪学院 ショート鶴丸選手
この試合で最も印象に残ったのはショートの鶴丸選手。タイブレークで試合を決める一打を打つなど、カチ上げの打撃が魅力でした。
ショートでも、三遊間からの遠投でアウトを取るなど、華のあるプレーをする選手です。
試合後に知ったのですが、一年生やとは。。。先輩の今坂選手はドラフト候補と騒がれています。鶴丸選手もそれに続きそうな雰囲気を感じましたので今後が楽しみです。
▶︎ 大阪学院 下條投手
見事なリリーフで、近大付属を６回自責点１で抑えた下條投手の活躍も光りました。力強いストレートをコントロールよく投げ込む姿は、体型的なシルエットも含めてヤクルトの小川康弘投手を重ねてしまいまいた。見事なピッチングでした。
▶︎ 大阪学院 伊東選手
頼れるキャプテン レフトの朝田選手が、試合中に怪我で急遽ベンチに退くことになりました。試合終盤に途中出場となった伊東選手。
最初の打席はタイブレークの１１回の先頭打者。緊張感のあふれる場面ですが、絶妙なセフティーバントを決め、チャンスを広げます。実質的にこのプレーが勝負を決めたと言っても過言ではない展開でした。大仕事をした選手です。
▶︎ 近大付属 山口投手
リリーフで登板したサウスポー。コントロールが良く7イニング投げて四球がゼロ。
緩めの変化球（カーブ？縦スラ？）の制球がよく、緩い変化球で追い込んでいるシーンが多く観られました。緩急がうまく使えていて、投球の幅の広い投手なので、強打の大阪学院も打ちあぐねていましたね。履正社や大阪桐蔭の打線でも、この投手なら抑えそうな印象すら持ちました。
結果的に６失点しましたが、それらはエラー絡みやタイブレークでの話。スコアによると自責点は１だそうです。
素晴らしい投球だったと思います。
個人的には、ストレートの球速もっと上がれば、プロもありえる選手なんじゃないかと魅力に感じました。
決勝戦 大阪桐蔭vs履正社
＜スコア＞
▶︎ チームカラー
両校とも背も高くガッシリしたアスリート体型の選手ばかり。カッコ良かったです。
チームカラー的には大阪桐蔭は投手力がストロングポイントの印象です。打撃よりも、投手力のレベルが格段に上だと思いました。
一方の履正社は打撃が売り。投手はセカンドとショートの選手が継投するという珍しい展開でしたが、大阪桐蔭に的を絞らせず、見事に抑え切りました。
▶︎ 履正社 平山捕手
個人的にめちゃくちゃ上手いなと思ったのは、履正社の平山捕手です。
スローイングが素早く、肩も強い。またフレーミング が綺麗でして、非常にレベルの高い選手だなと思いました。
高校生なので、守備力だけでプロに行ける可能性は低いと思いますが、今後の高校、大学での打力の成長があれば、プロも視野に入るのではと感じました。
▶︎ 履正社 辻 琉沙選手
打っては三番として２安打。大阪桐蔭の中野投手、森投手からそれぞれ一本つずつ、綺麗なヒットを放っていました。投げては先発し、サイドスローから大阪桐蔭打線を抑えました。
背番号４ですし、本職はセカンドでしょうか。このようなマルチな才能を持つ選手が、どのように育っていくのか、とても楽しみです。あまり守備機会を見ることがなかったのですが、きっと守備力も高いのでしょう。プロの選手には高校時代は、能力の高さから投手兼任の選手が数多くいます。もしかしたら辻選手もそういう可能性があるかも、と感じました。それぐらい魅力的な選手に見えました。
▶︎ 大阪桐蔭 森陽樹投手
こちらに細かく書かせていただきました。
▶︎ 大阪桐蔭 内海選手、吉野選手、藤田拓選手
ライトの内海選手は、試合前のノックで圧巻の強肩を見せつけていました。広島の広陵高校で活躍した内海選手の弟でまだ一年生。今後の活躍に期待です。
試合前ノックからファーストにガタイの良い二人がいるなと思っていたら、吉野選手は２四死球であまり出番がなく、代走が送られました。
藤田拓選手は代打で出場し、めっちゃ早い打球のファールを打っていましたが敢えなく内野ゴロ。二人とも、もっと打撃を見たいなと思った選手でした。
U15ジャパン代表が3人出場
ちなみに、U15のジャパンの選手が3人出場した試合でした。
履正社 辻選手
履正社 矢野選手
大阪桐蔭 畠中選手
履正社の二人は、野手で継投したまさにその二人。
非常にレベルの高い見応え抜群の試合でした。
今後も今日挙げた選手の活躍に注目したいなと思います。
今日も読んで頂いて有難う御座いました😃
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