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地方移住した後に、新しく仕事を得る方法

僕は2年ほど前に地方に移住しました。

  神奈川県の川崎市 → 兵庫県の明石市

への移住です。


さて、他の方のnoteを読んでいると、

「地方移住したいけど、リアルにお金の話として、仕事をどうするか?」

「地方で仕事を得るのは難しいのでは?」

ということを危惧されている方を見かけます。


僕は移住してきて2年ですが、ようやく地元の兵庫をベースに仕事が増え始めています。なので、自分自身が遠回りした経験も踏まえて、これが良いだろうと思うことを、情報提供をさせて頂きます。

微力ですが、僕の拙い経験がお役に立てばと思い、書かせて頂きます。ご参考になれば嬉しいです。




過去の僕の地方移住のnote

僕個人の移住の理由や、トタールで良かったこと、困ったことは以下のnoteに書きました。

こういう理由で移住しました。



僕の仕事

僕は2014年に独立し、データ分析やAI開発の会社を立ち上げました。
詳細はこちらをお読み頂ければ嬉しいです。

僕はこういった独立起業での働き方をしていますので、この働き方に限られた仕事の得方の話になります。ご容赦ください🙇‍♂️

通常であれば、「新しい土地で新しい仕事を探すなら、ハローワークに行って」や「求人情報をググって」という話かと思います。ただ、そういった通常ルートとは違う、僕なりのやり方になります。

仕事探しでお困りの方にとっては、「こういったやり方もあるんやなぁ」程度に思ってもられば、嬉しいなと思います。


では、以下が本題です。


インフラ編

インフラに関することを先に書かせて頂きます。
僕は、経験的に、急に仕事を取りにいくよりも、インフラ整備を先にやっておいた方がええんちゃうかな?と思っています。
ちょっとまどろっこしい話ではあるんですが、急がば回れですね。

ただ、直球でまず仕事をゲットしたい!という方は、このインフラ編は読み飛ばしてください⚾️

そもそも、「インフラ整備?!て、何やねん」とお感じの方もおられると思います。細かく書かせて頂きます。


▶︎ ホームページ

ホームページは作っておいた方がいいと思います。昨今は、いくら地方と言えども、やっぱり相手のことを知るのにググって情報を見ることが普通になっています。

未来の取引相手にスムーズに自分のことを知ってもらうためにも、簡単なホームページは作っておくことをお勧めします。

最初は、ペライチなどでかまわないと思います。これぐらいの情報量で十分です。

なお、ペライチは無料で作れますしね。

ペライチの作成は、簡単な内容なら1時間で出来ます。凝った内容にしたいと思っても、半日もあればそれなりのデザインのものが、自力でできます。

掲載する内容は、自己紹介、実績、得意分野など、仕事に関するPRの内容が良いでしょう。いわゆる、ポートフォリオ的なものですね。

このようにオンラインで自分の存在を書いておくだけで、その後の営業行為が格段に楽になります。場合によっては、相手側から自分にコンタクトをしてきてくれることもあり得ます。

総合的に考えて得なので、オススメします。


▶︎ 法人化

個人的には、結局ビジネスをするのであれば、フリーランスや個人事業主という肩書きではなくて、法人の登記はした方が良いと思います。

理由は様々ありますが、僕の実体験的には以下の2つが大きいです。

  • 信用力が上がる

    • やっぱり法人化しておいた方が、取引先の幅がグッと広がります。

    • また、以降で述べる自治体関係などのイベントも、法人は受け入れるが、フリーランスは受け入れない、などが普通にあります。チャンスを失わないためにも、法人化はしておくとメリットが多いです

  • 会社に価値が蓄積される

    • フリーランスだと、売上が自分の収入になるのみです。

    • 一方で、法人化しておくと、売上を自分の収入にしつつも、法人自体にも企業価値の蓄積になります。企業価値が蓄積されると、場合によってはバイアウトなどのExitの可能性もありえます。

たとえ一人起業であっても、上記2点のメリットが大きいので、法人化がオススメです。


もちろん、法人登記に何万円かのコストがかかり、毎年の法人税が最低でも7万円などの金銭的な必要経費もあります。
しかし僕は、法人化には十分にそのメリットがあると思っています。




仕事を得られる具体的なサービス

ここからはバンバン名指しで、具体名を挙げながらご紹介させて頂きます。全て僕が利用したことあるサービスなので、実体験も交えて書かせて頂きますね。

▶︎ ビザスク

素早く仕事を得たいのであれば、個人的にはビザスクはオススメです。
ビザスクとは、自分の経験やスキルを登録し、その自分の専門性にあった内容を、アドバイスするというプラットフォームです。例えば僕であればAIやDX、起業についてたまにアドバイスをしています。

オンラインで完結する仕事なので、地方でも十分に実施できます。

報酬は案件によりますが、1時間あたり1万円~3万円ぐらいでしょうか。

毎回毎回、仕事が取れるわけではないですが、10件応募すれば1件ぐらいは仕事を得られる印象があります。


ビザスクについては、発注が決まったとしても、こちら側の準備は特段不要。アドバイスによる報酬を得られるので、手軽に始められるオススメのサービスです。

なお、僕はビザスクでは、クレーマー的な方に出会ったことがありません。比較的治安が良いと言いますか、ビジネスのマナーを守られる方が多いプラットフォームの印象です。



▶︎ Crowd works, Lancers

クラウドワークスとランサーズは、ご存知の方も多いでしょうか。
いわゆる、クラウドソーシングのサービスですね。

Crowd worksなどは、基本的にリモートで勤務できる仕事が多いです。なので、地方でも十分にできます。また、継続受注も十分にありえるので、そういうメリットがあります。(ビザスクは単発の仕事ですが、クラウド ソーシング系の仕事は、長期に渡ることもあります。)

ただ、僕の実体験としては、こういうクラウドソーシング系は、発注者側も受注者側も、少しトラブルが起きガチの印象はあります。求めていることと違うアウトプットだとクレームが入ったり、また聞いてたより仕事が厳しいと受注者側からクレームがあったり。。あくまで比較論ですが、ビザスクの方がトラブルが少ない印象です。

ただ、そうは言っても、常にトラブルが発生するわけでもなく、僕もクラウド ソーシングで何度も仕事をしましたが、トラブルのケースの方が圧倒的に少ないのも事実です。

さて、クラウドソーシング系のサービスの良いところは、「お客さんが、こういうことで困っている」と明記されている点です。
自分の得意なことで解決できそうであれば、アプローチしやすいので、営業行為が効率的にできますよね。

リアルで考えると、お客さんに「こういうことで困ってて・・・」と聞き出すのがとても大変なんです・・・そこまでの関係性をお客さんと構築するのに、どれだけの運と時間が必要でしょうか。
困り事の先にビジネスチャンスがあります。なので、その観点でも、クラウドソーシングで新たな仕事を探すのは、とても効率的で良いと思います。



▶︎ エンジャパン・ビズリーチ

エンジャパンのAMBIやビズリーチなどでは、副業募集をよくしています。副業はリモートワーク可能が基本条件が多いので、地方でも問題なくできますしね。

ちなみに僕はAMBIで副業の仕事を得た経験があります。

こういった媒体の副業案件、リモートワーク案件をチェックしておくことは、地方でも効率的に仕事を得るには良いと思います。



▶︎ JREC

アカデミアに強みのある人は、こちらにサイトに登録しておくのも良いでしょう。例えば、博士号を持っている方などですね。

人不足の昨今。大学なども例外ではありません。よく助教や非常勤講師の求人も出ます。自分が教鞭を取れそうな分野や地域を登録しておけば、そこの求人が出た時に自動でメールが送られてきます。

大学の講師の求人は、即効性は低いですし、求人の倍率も高い印象ですが、自分が関心ある仕事とフィットした時のマッチングの深さは、一段と深いものがあるでしょう。基本的に長期契約が多いですし、大学などで教える仕事を探している方には良いと思います。



ここまでは、オンラインを中心とした、スピーディーに仕事を得られる方法を述べてきました。

次の章では、もう少し骨太な、地に足ついて仕事を得る方法を書いていきます。


仕事を得られるキッカケ作り

とにかく外に出て、自分を知ってもらうイベントに登壇することを目指すのを、オススメします。ピッチ、プレゼンをする機会があれば、積極的に応募してみるのです。

あるビジネスの格言で、こういうのがあります。
「お客があなたに発注しないのは、あなたのサービスが悪いからではない。
 お客があなたの存在を知らないからだ」

僕は経験上、この格言はかなりの真理だと思っています。なので、新たな場所で仕事を探すならば、自分を知ってもらうイベントには貪欲に参加し、発表、プレゼンの機会を掴み取られることをお勧めします。

では、以下でより具体的なことを書いていきます。


▶︎ 自治体のイベント

自治体ごとで、ビジネスマッチングのイベントが結構な頻度で行われています。例えば、このようなものです。

このリンクは、神戸と広島、名古屋の商工会議所が共同で企画したイベントですね。このようなビジネスマッチングのイベントで、お客さんと出会うことも十分にあり得ます。


また、以下は僕が兵庫県に住んでいるので、たまたま知っていたイベントですが、例えば姫路市では以下のようなイベントを定期的に行っています。

お酒を飲みながら、ビジネスの情報交換をし合うというイベントです。盛り上がりそうですよね。

僕は、起業プラザひょうご姫路で行われたイベントで登壇するチャンスを頂き、その聴講者のお一人と仕事の話をするに至れた経験があります。

どの自治体でも、探せば上記のピッチBARのようなイベントがあると思います。こういうとろこで新たな土地での人脈作り、お客さん探しをするのは効果的だと思います。



▶︎ 地元の商工会議所

地元の商工会議所に相談してみることもオススメします。

どの地域にも商工会議所があると思います。商工会議所には、その土地ならではのビジネス情報が集まっています。ぜひコンタクトされることをオススメします。自分の強みを説明したら、関係する情報をもらえる可能性があります。

相談の仕方は至ってシンプル。地元の商工会議所の事務局に、メールか電話をし、「ビジネスの相談にのってほしい」と素直に話します。そして、「販路開拓したい、取引先をこの地域で増やしたい」などと話してみるのです。商工会議所の担当者にもよると思いますが、有益な情報をいただける可能性があります。

そもそも商工会議所は地域のビジネスの発展が目的の組織です。ビジネスをしている人にはサポーティブな方が多いです。



▶︎ 自治体の産業振興課

当然ながら、どの自治体にも役所があると思います。市役所や県庁など。そういった組織には、必ず「産業振興課」「新産業育成室」などの、新たなビジネスの発展のために設置された部署があります。そこに直接メールしてアポを取り、相談してみましょう。

話す内容は商工会議所と同じです。自分のビジネス上の悩みを伝えてみるのです。自治体の産業振興の部署にも、膨大な量の情報が集まっています。きっと有益な情報をもらえると思います。

僕の経験では、ある自治体の担当者が、「きっと中川さんに合うのでは?」と言って、お客さんを紹介してくれたこともあります。実際に受注につながりました。

自治体も、地域の産業がどんどん育って欲しいという想いが強いです。なのできっと有益な情報をくれるなどの支援をしてくれると思います。



▶︎ コンテストに応募

登竜門というサイトがオススメです。こちらにはコンテストの情報が集まっています。

コンテストとビジネスは似て非なるものとお感じになられた方もいるでしょう。確かにそうなんですが、コンテストで賞を取れたら、信頼獲得になるという大きなメリットがあります。また、コンテストで最終審査まで残ったりして、イベントで登壇できたりすると、多くの方と出会うことができます。それがビジネスに繋がることがあります。

僕は、自分の会社が成長し始めキッカケは、実はコンテストで最終選考まで残ったことでした。そこでイベントに呼ばれて、多くのお客さんと出会うことができたのです。賞は取れなかったのですが、メリットは大きかったですね。

一見回り道に見えるアプローチですが、「xxx賞を受賞」などはわかりやすい宣伝文句になります。個人的にはオススメできる活動です。



▶︎ とにかく知ってもらおう

ちょっと繰り返しになりますが、大事なことと思いますので書かせて頂きます。

やっぱり、リアルなネットワーキングも大事です。ここで述べたような方法で、様々な人に出会って知ってもらうことが、新しい土地での仕事のつながりになっていきます。

なお、お気づきかもしれませんが「知ってもらう」という意味では、やっぱりオンラインでの仕掛けも大事です。冒頭で述べたようなホームページの作成ですね。オンラインでもリアルでも自分を知ってもらうこと。それが入り口を広くなるように設けておくことが、新しい仕事獲得になると思います。




一旦、以上とさせて頂きます。


いかがでしたでしょうか?

・地方移住をしたいが、仕事のことが不安で踏み切れない。

・地方移住した先で仕事をなかなか得られない。

そういったことでお悩みの方に、参考になったのであれば嬉しいです😃




〜 関連するnote 〜


今日も読んで頂いて有難う御座いました😃





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中川達生/AI開発のROX CEO
最後までお読みいただき有難う御座います! サポート頂ければ嬉しいです😃 クリエイターとしての創作活動と、「自宅でなぜ靴下が片方無くなることがあるのか?」という研究費用に使わせて頂きます!