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メディアの新しいモノサシ
column vol.373
おかげさまでフォローしていただいたいる方が1,700名を突破いたしました。
最近は本当に感謝ばかりの毎日です。
本来なら、ちゃんと感謝投稿をアップしたかったのですが、本日3投稿目ということもあり、あまり投稿数が多いとアレだと思いますので…、コラム記事の冒頭に触れさせていただきました。
noteというメディアに良い夢見させていただいておりますが、改めて最近のメディア動向に新しい兆しが見えたので、今日はメディアについてお話しさせていただきたいと思います。
「若者のテレビ離れ」、でも…
若者はテレビを観なくなったとよく言われます。確かにYouTubeやNetflixなど、世の中、観切れないほど観たいコンテンツで溢れています。
〈現代ビジネス / 2021年7月23日〉
しかし、テレビコンテンツが観られていないわけではありません。
録画だけではなく、今はTVerなどの見逃し配信もあり、リアルタイムでの視聴する必要性が無くなっているのです。
さらに、YouTubeやTikTokで違法にアップされるものもあるので(ダメ…ゼッタイ…!)、テレビコンテンツはテレビだけのものではないことが分かります。
ただし、情報がタイムリーに行き交う時代だからこそ、リアルタイムで視聴したくなる導線づくりをすることもできます。
それは「ネタバレ」回避欲求です。
仮にオリンピックの試合を帰宅してから観ようと思っても、家に帰るまで結果を知らずにやり過ごすことは至難の技です。
Yahoo!やSNSにアクセスした瞬間に知りたくなかった結果を目にしてしまうこともありますし、スマホを開かなくても、ニュースアプリのプッシュ通知で知ってしまうこともあります…。
たからこそ、若者であっても、いや情報のタッチポイントが多い若者だからこそ、ネタバレしたくないものは「リアタイ」(リアルタイム)で観たいのです。
そして、SNSでリアルタイムに情報交換する。つまり、コミュニケーションも含めたコンテンツ企画が必要となります。
これはテレビだけではなく、いかにジャストナウなコンテンツをつくり、視聴者同士でコミュニケーションしてもらうかが重要なポイントになるでしょう。
「インスタ映え」の新定義
「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれたのは4年前の17年。「映え」の定義はカラフルでビビットな色味の写真が主流となっていました。
それに対し、現在の「映え」は彼らの日常を切り出したような、自然で飾らない写真であることが重視されています。
〈FASHIONSNAP.COM / 2021年7月25日〉
構図についても、作り込まれたグラフィックではなく、単色のシンプルな壁や海、公園などの自然を背景にしたものが主流になっています。
「背景」と「人物」の二つの軸で表現されていた初期インスタ映えに対し、最新の動向ではさらに「写真全体が醸し出すニュアンス・空気感」という軸が追加されています。
インスタ映えの定義が2Dから3Dになったというイメージです。
さらにニュアンスや空気感を優先させるため、撮影後に被写体の人物の「顔を隠す」加工をすることもトレンドに。
つまり、以前は「自分という主役」がいかに映える背景と色合いで構成されていたものに対し、写真全体の雰囲気を重視する傾向になっているということですね。
上記ファッションスナップの記事にアクセスしていただくと、新しい映えのイメージが分かると思いますので、ぜひそちらもご覧くださいませ。
インスタやTikTokで投資を学習
最後は自己表現の場であるInstagramやTikTokが学習コンテンツにもなっているという話です。
アメリカではZ世代の投資家の41%が、ソーシャルメディアを使って投資について学んでいると、フィデリティが発表。
投資に関心のあるZ世代は、家族や友人に相談する前に、まずTikTokやインスタグラムから情報を得ることが多いのです。
〈BUSINESS INSIDER JAPAN / 2021年6月21日〉
同国では、今年になって「ミーム株(Meme Stock)」(SNSなどの情報などに基づき、経験の浅い投資家らが購入して価格が上昇している株)が注目を集める中、Z世代が投資に目覚め、ソーシャルメディアで情報収集するようになりました。
フィデリティの調査によると、ソーシャルメディアを利用して投資に関する知識を深めていると回答したのは、Z世代の投資家では約41%。ミレニアル世代の38%、X世代の25%と比べるとかなり高いことが分かります。
SNSが学びの最先端に。
日本でもSNSは検索(情報収集)ツールになりつつありますし、私もまず何かを学びたい時はYouTubeを観てから大枠を理解し、その他のツールを使って深く調べることが増えています。
noteもまさにそうですね。
本当にこの場所が私にとって貴重な学び場になっています。皆さん、本当に素晴らしい記事を書いています。
その素晴らしい記事を読めるということに感謝しながら、それを自らの血肉に変え、執筆の質に繋げていきたいと思います!