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向かい風のときこそ、凧は最も高くあがる
column vol.73
今回のタイトルは英国の政治家、ウィンストン・チャーチルの言葉を引用させていただきました。新型コロナウィルスで吹き荒れる向かい風を逆手にとり、私たちはいかにチャンスに変えていくかが問われています。
今日は、ピンチをチャンスに変えている心に残った事例と考えを少しご紹介させていただきます。
アフリカから出国できなくなった夫婦の結末
昨年12月から新婚旅行で世界一周の旅に出ていた片岡夫妻。今年2月、アフリカ大陸から約500㎞離れた島国『カーボベルデ共和国』を訪れましたが、その後、コロナの影響で出国できなくなってしまったそうです。
〈grape / 2020年9月15日〉
しかし、その数か月後、現地で片岡夫妻を知らない人はいないほど、有名人になりました(驚)。
本当はこの国を訪れた後、スペインに渡る予定でしたが、各国で入国制限が設けられたことで、片岡夫妻は夏までカーボベルデ共和国に滞在することを決意。しかし、それには長期滞在が許される就労ビザを取得しなければなりません。
そこで片岡夫妻は、この国のPR動画をつくってYouTubeなどで流し、貢献が認められれば許可が下りるのではないかとチャレンジしたそうです。
すると地元メディアがそのことを取り上げ、ついにはカーボベルデ共和国の大統領から「私のPR動画を作ってほしい」と依頼がきたとのこと。9月になった現在も、PR動画を配信し続けているのです。まさにピンチをチャンスに変えたのでした。
吹き抜けるアフリカンファッションの風
アフリカといえば、もう1つ興味深い記事に出会いました。世界のファッション業界がパンデミックの影響を受けるなか、アフリカンファッション業界の動きが活発化しているそうです。
〈Forbes JAPAN / 2020年9月25日〉
世界的なオンラインシフトと、アフリカのオンライン化が整ったことで、アフリカのファッションが世界から注目を集めています。
コロナだけではなく、ブラック・ライブズ・マター(BLM)の動きも相まって、アフリカ系や黒人クリエイターたちの協力・連携が強まっていることも躍進の原因とのこと。まさにピンチをモチベーションに変えた好例ですね。
踏まれることを生かす「雑草戦略」
『「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか』(稲垣栄洋 著、日本実業出版社)という書籍があるそうです。
〈Life hacker / 2020年9月1日〉
雑草はいつ踏まれるか、いつ取り除かれるか不安定な存在です。そんな雑草のあり方が、変化のスピードが早く、不確実なものであふれる現代社会を生きるための参考になるという話です。
根性が通用しない弱者の生存学。
踏まれるという逆境の場所では、踏まれることに強い雑草が生える。草刈りをされる場所では、草刈りに強い雑草が生える。草取りをされる場所では、草取りに強い雑草が、耕される場所では、耕されることに強い雑草が生える。すべての雑草が、自分の得意な場所で勝負しているのです。
オオバコは踏まれることに強いだけではなく、粘着物質を武器に、踏まれることで靴の底に種子がつき、分布を広げているとのこと。踏まれることを逆に利用していると言えます。
弱点を強みとして活かせるか。これもピンチをチャンスに変えるための欠かせない視点であることが学べます。
ある無名役者の挑戦
石坂タケシという役者はご存知ですか?
…なるほど…知らない…ですよね?
実は私、大学時代は芝居に打ち込んでおりまして(恥)、その時の劇団仲間なのですが、現在は「ザ・ニュースペーパー」というコントグループに所属しています。
ザ・ニュースペーパーは各メンバーが政治家に扮して行う社会風刺コント集団。『徹子の部屋』などTVにもちょこちょこ出演しているのですが、主に舞台を主戦場としています。
〈ザ・ニュースペーパー / 石坂タケシ〉
石坂は小池百合子都知事や、小泉進次郎大臣などのモノマネで活躍しているのですが、コロナの影響で今年は公演が全滅…。現在は新宿の末廣亭などでわずかに活動しています。
そんな中、現状を打開しようと最近YouTubeに挑戦!新しい活路を見出しています。
〈石坂タケシYouTubeチャンネル〉
恐らく、私が想像する以上に大変であるだろうに、いつもとびきり明るく連絡してくる石坂の姿に勇気が湧いてきます。
…もし…、よろしければ…、さらりとでも構いませんので、彼のチャンネルを観ていただけると…、なんとも嬉しい気持ちになってしまいます…m(_ _ )m
何卒、何卒、何卒よろしくお願いいたします。
と、最後は昔の劇団仲間の宣伝になってしまいましたが、この状況で何とか自分も活路を見出していきたいと思います。最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!!