“JLDS_CS”コラムのご紹介_10
column vol.741
同僚とリレー方式で運営している「会社note」ですが、今回もマーケティング・プランナーチームのリーダー、横山健二が担当しています。
「”考える”ということ」という前回のコラムの続きを語っているのですが、記事の中でも強調されているように、当社では「気づき」をとても大切にしています。
我々は日々、主体的・受動的に関わらず、ものすごい量の情報を浴びています。興味関心というフックを立て、積極的に取りにいっているものもあれば、意図しない時に遭遇し、飛び込んでくる情報もあります。
横山が「ものすごい量の情報を浴びている」と話す通り、例えばテレビCMだけでも1人あたり一日平均194回も接触していると言われています。
(2014年 CM総合研究所/CM DATABANKより)
もはや現代社会は情報の洪水の中で生きているようなものです。
一つ一つの情報にまともに向き合っていたら体がもちません。
ですから、人は自分の興味あること(必要なこと)を無意識に選択して、情報を得るようにしているのです。
言い換えれば、自分の琴線に触れない情報は全てスルーしてしまいます。
それがたとえ世の中を変えるであろうシグナルであっても。
当社ではそういった時代の変化、その気配を見落とさないように、チームプレイで網をかけるようにしています。
その場となるのが、毎週行われている時流分析会議「IMAGINAS」です。
これは複数メンバーで毎週気になったニュースや出来事を出し合い、キーポイントを結びつけながら、時代の変化を探ります。
例えば
A:恋愛したい20代から「マッチングアプリによる詐欺」のニュース
B:子育て中の50代から「高校生の娘が最近、SNSで会ったことない男とDMでやり取りしている」という悩み
C:副業をしてみたい30代から「副業サイト内での受注トラブル」の噂
が出たとします。
「恋愛」「子育て」「副業」と、3人は違うテーマでトピックを提供していますが
誰でも簡単に繋がれる時代の危うさ
という共通点があります。
今度は自分に引きつけて考えてみます。
最近、当社の法人向けセミナーに、テレビでもお馴染みの世代・トレンド評論家、牛窪恵さんに登壇いただいたのですが、牛窪さんは音声SNSアプリ「Clubhouse」を絶賛活用していると仰っています。
Clubhouseの特徴は何と言っても招待制(限定性)にあります。
それにより、一般化しませんでしたが、逆に今までのSNSのように簡単に繋がれなくなったことにより、より信頼性の高い人と出会える可能性を手にしやすくなりました。
これは我らがnoteも同じで、「スキ制限の強化」や「メンバーシップの誕生」は、より実体を明らかにし、深い繋がりを推奨するなど、信用性を担保しようとしているように見えます。
今後は「誰もが簡単に繋がれるようになった10年」のカウンターストリームとして、「実態の見える化」「信頼性の担保」への大きな流れが生まれ、より繋がりは「限定化」されていくでしょう。
つまり、情報と同じように「繋がりの取捨選択」が生まれるというわけです。
それは会社経営という観点で見ても、「透明性」がキーワードになっていることとも結び付けられます。
そこで、これらの事象を
見える化社会 〜時代は広がりから、深まりへ〜
と定義し、時流の変わり目を発見する。
こんなことを当社では毎週行っています。
それによって時代の解像度を上げて、それをマーケティングコンサルに活かしていくのです。
その私たちの軸を横山は端的に言い表してくれています。
私が書くnoteには、当社社員のさまざまな視点が息づいています。
…もしも…ですが…、
…私の書く記事を面白いと感じてくださるようなことがありましたら…、それは私の力などではなく、面白い視点を持つ仲間に恵まれているということ、ただそれだけです。
そんな仲間を大切にしながら、これからも日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
次回は、デザイナーチームのリーダー、臼井がコラムを担当します。
そちらもぜひお楽しみにお待ちくださいませ!
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