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【心理学】三日坊主になってしまうのはなぜ?心理学から学ぶ継続のコツ

皆さんこんばんは、福田達也です。

皆さんは「ホメオスタシス(恒常性)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

個人的にはビジネス用語などでたまに聞きかじる言葉です。ふわっとした認識では、生物学的な用語で、哺乳類が体温を一定に保つ性質を言っているというもの。そして、そこから派生して、新しい習慣を身に着けようとする時にもとの習慣に戻ろうとすること。の2つを意味しているのかなと感じています。

うろ覚えのままでは間違ってドヤ顔してしまいそうなので、今回はこの「ホメオスタシス」について調べてみます。

ホメオスタシス(恒常性)とは?

恒常性(ホメオスタシス)とは、生体の内部や外部の環境因子の変化に関わ
らず生理機能が一定に保たれる性質のことであり、生物にとって極めて重
要なものです。

バイオホメオスタシス研究センター| 埼玉大学総合研究機構

学術機関をベースに調べてみたところ、ホメオスタシスとは、体内・体外の環境が変わっても、生理機能を一定に保とうとする性質のことだそうです。

例えば、体外環境の気温が高いとき、人体は汗をかき、その枷が蒸発する時の気化熱で体を冷やすことで、体温を一定に保ちます。逆に、体外環境の気温が低い時は、体をふるわせることで熱を生み出し、体温を上昇させることで、体温を一定に保ちます。

このように、外的な環境が変わったとしても、体温やそれに伴う生理機能などが変化しないようにする性質のことをホメオスタシスと言います。そしてそんなホメオスタシスは、ホメオスタシスは、「自律神経」「内分泌」「免疫」3つの機能のバランスから成り立っているようです。

ホメオスタシスは「自律神経」「内分泌」「免疫」3つの機能のバランスによって成り立っています。
さまざまな外部環境の変化(=ストレス)による影響を受けたとしても、この体内環境のバランスを保つことで健康を維持しています。

今知っておきたい!ホメオスタシスとは何?

心理学用語としての「ホメオスタシス」

そして、このような生理学的な言葉から派生してか、心理学の分野でもホメオスタシスという言葉が使われているようです。生理学と区別して「心理学的ホメオスタシス(心理学的恒常性)」と呼ぶこともあります。

心理学におけるホメオスタシスとは、外的な環境の変化に対して、「今のライフスタイルや環境をなるべく維持しよう」とする人間の性質の事を指します。

心理学におけるホメオスタシスとは、「今のライフスタイルや環境をなるべく維持しよう」という心理です。心理的ホメオスタシスには、良い面と悪い面があります。


良い面は、私たちの生活に安定をもたらしてくれること。心理的ホメオスタシスがなければ、A社に入ったと思えばすぐに飽きてB社に転職したくなるというような、落ち着きのない不安定な生き方になってしまいますよね。

悪い面は、自分を変えたいとき、新しい挑戦をしたいとき、心理的ホメオスタシスが足かせとなってしまうこと。せっかく始めたランニングが三日坊主に終わってしまうのも、勉強する習慣がなかなか身につかないのも、ホメオスタシスが従来の習慣を維持しようとするのが原因なのです。

ホメオスタシスとは? 自分を “変える” メカニズムを解明!

例えば、新しく早起きする習慣をつけようと思った時、最初の3日ぐらいは目新しさで続けることができます。しかし、それを習慣化しようとした時に、今までの「居心地のよいライフスタイル」を変えたくないというホメオスタシスとの戦いへと変わっていきます。

この概念は別の言葉ではコンフォートゾーン(居心地がよい領域、安全領域)とストレッチゾーン(緊張を感じる領域、背伸び領域)の対比としても捉えられています。

成長や変化をするためには、それまでの居心地が良いコンフォートゾーンを抜け出し、居心地の悪いストレッチゾーンにい続け、それがコンフォートゾーンに変わるまで継続するしかないということです。

終わりに

今回はホメオスタシスという言葉について、その語源とビジネスシーンで使われる意味について紹介しました。

心理学としてのホメオスタシスは自分でも非常に感じるところで、何か新しいことにチャレンジしようとしては継続の難しさにぶつかることがよくあります。

これも、生物として当たり前なんだと良い意味で諦めて、だからこそ、自分を律することで、そのチャレンジが当たり前になるように成長していこうと思う時間になりました。

本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを、楽しみにしています。


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