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【映画感想】人生、ここにあり!
みなさんこんばんは、福田達也です。
先日友人にオススメして頂いて、「人生、ここにあり!」という映画を見ました。自分自身考えるところが沢山あったので、せっかくの機会ですし感想を書いてみようと思います。
作品に興味のある方はこちら。ネタバレは全開で全く書くので、ネタバレが気になる方はご遠慮下さい。
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どういう映画?
元々働いていた所からは、革新的すぎると追い出され、彼女からは古すぎるとフラれた主人公。左遷するように割り当てられた仕事は、精神病患者達が同僚の職場だった。
医者からも今までのコミュニーケーションでは上手くいかない、彼らは違うんだと言われながらも、彼らにも普通の生活は送れるんだと信じる主人公。
労働組合を自ら立ち上げて皆の意見を汲み取り、それぞれが得意なことを考えながら、寄木細工の仕事をすることを合意する。
時に自腹を切ったり、自分が顧客になったりもしながら、そして時には様々な困難に挫かれながらも、それでも前を向いて会社と仲間と成長していく。そんな映画です。
みんなを巻き込むリーダー像!
まず思ったのは主人公がカッコいい!
自分が同じ状況に置かれたとき、同じようにどうやったら前進するかに切り替えられるかなと。周りに何と言われようと自分の信念とポリシーを貫いて、それを実行するところが素敵です。
そして、ビジョンを描いて皆を巻き込んで行く力。頭ごなしにやるのでなく、一人一人の意見を受け入れて、肯定しながらも皆の求めているものを明確にしていく所に、正にリーダーシップを感じます。
そしてその結果として、最初はただの精神病患者だった同僚と共に、ベンチャーを立ち上げて仲間がドンドンと変化して行く姿には本当に可能性しかない!
事業拡張のために踏ん張ろうと言った主人公に対して、仲間たちの反対にあい、悔しがる主人公。この時に医者がかけた言葉がとても印象的です。
「分かってないな。皆の反対は君の最大の勝利じゃないか」
ただ無気力だった患者だった人達が自分の望みを強く主張できるまでに変化したということ。同じように、人に影響を与えられる人になりたいものです。
社会的な側面
同じように、精神病というレッテルを貼られた、ただ繊細な人たちがどのように傷つきやすいか、また世間がそれをどのように見ているかという部分もとても印象的です。
普通に生きてきた人であれば、嘘と建前と分かる部分も、人と交わる経験が少ないからこそまっすぐ受け止めてしまう繊細さ。
そして、健全な人であれば、ただの喧嘩と言われる部分も、見方一つで異常な人物の理解できない危険な行動とレッテルを貼られてしまう。
そんなように世の中の不条理も感じます。改めて、自分が普段見ている世の中や情報にも様々なフィルターがかかっていることを再認識する映画でした。
終わりに
今回は、「人生、ここにあり!(イタリア語: Si può fare)」を見て思ったことをつらつらと書きました。
なにもないところから価値を生み出していくリーダー像や、どんな人にでも可能性があってそれを引き出せるかだけだという所、そして世の中は偏見に溢れていることなど、考えることが沢山増えた時間でした。また機会があれば、繰り返し見たいと思います。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いできるとこを楽しみにしています。