朝の音楽
通勤中はあえて音楽を聴かない。
昔から朝眠いときに聴いている音楽は印象が悪くなりがちだ。
眠い時の朝の憂鬱さが、メロディに強く結びつき聴くだけでその感情を思い出す。
よって朝の情報番組もみない。必ず同じ音楽が流れるから。
社会人1年目のころ、通勤が苦痛すぎて気分を上げるような曲や前向きな曲を聴いていたが、まったくもって逆効果になった。
今でもその音楽はちょっと聴けない…
匂いや音楽と記憶が結びつきやすい体質なのかもしれない。ここ数年でわかったが、これはHSPの影響な気がする。あくまで素人の意見だが、きっとそう。
ふと入ったトイレの芳香剤の匂いが、通っていた保育園のものと似ていればすぐ当時の記憶が蘇る。20年以上も前のことなのに。
このような自分の体質は、結婚してから気がつくようになった。非HSPの嫁さんにはこの感覚があまりないようだ。
「自分とは何かが違う。むしろ自分が少数派だったのかも」
どうりでわかりあえないことや、1人だけ違和感を抱くことがあったんだと、今では過去を肯定できるようになった。
五感が鋭いことはもちろんプラスに働くこともめちゃめちゃ多い。
嬉しいときや充実していた記憶も、音楽や匂いが不意に蘇らせてくれる。
なんだか疲れる体質だけれど、きっと自分の強みに変えられると今は思える。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?