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本を読むにはどうすればよいのか

本は好きだけど最近全然読めていない。書店で買って満足していると未読の本がたくさん溜まっていたという経験はあるかと思います。

前提として、読みたいと思って買った本でも、既に読む気が無くなっているものに関しては早々に手放したほうがよいと思っています。いつか読もうと思ってる本の9割は読まない本だと思っているので。(半年読まずに放置していたら一度処分していいと思います)

今回は、読もうとしているのになかなか集中できない場合の対策として「本を読むための環境設定」について考えていきます。


本を読むための解決策

買うときに読む場所も確保する

本を読みたい気持ちのピークは「その本を買ったとき」。なので、買ってから時間を置くたびにピークは目減りしていきます。

そうならないように「買ったときに読み始められる」環境を確保しておくのがポイント。書店に隣接しているカフェに入るとか、帰りの電車で読み始めるとか。(ただし都会の電車は本を読むのに適した環境ではないことも多い)

また、買う時点ですぐに読んでいるイメージができないのなら、その本は「買っておいたほうがいいかも」くらいの動機で買おうとしている本かもしれません。

電子書籍を活用する

近年はネットで本を注文することもあり、家にそのまま届くことも増えました。その場合、買ってすぐに読むということができず、カフェなどで本を読もうとする場合はその本を外に連れ出すことになります。

文庫本サイズであればカバンにそっと忍び込ませられますが、それ以外のサイズの本だと存在感があって持ち運ぶハードルが上がります。さらに2冊以上を持ち出したいときはそれだけ荷物が重くなります。

本を連れ出すハードルを下げるために、電子書籍で購入するという手があります。

電子書籍であれば、小さな端末1台を持ち歩くだけで色んな本を読むことができますし、何冊ダウンロードしても重量は変わりません。スマホアプリからでも読むことができるので、手ぶらで外出しながらや電車で立ちながら読書をすることもできます。

僕としても紙の書籍のほうが読み返しやすくて好きなのですが、本は読まないと意味がないというのと、部屋に物が増えないという理由で電子書籍派です。読み返したい本は紙でも購入したりします。

オーディオブックという切り札

本を読めない理由のひとつに「内容が難しい・退屈」というのもあります。ひとによっては集中できる環境を整えても読めない本というのがあるわけです。

最近ではオーディオブック(Audible)を使って聴く読書をするというのも選択肢の一つとなりました。

オーディオブックを使えば強制的に本の内容が耳に流れてくるので、集中できなくても概要を把握することができるようになります。

概要がわかれば書籍のほうでも読みやすくなりますし、繰り返し聴くことで記憶に定着しやすくもなります。

また、オーディオブックは、歩き、運転、家事中などでも聞くことができるので、集中力が切れたときの気分転換でインプットすることも可能です。

問題点としては、配信タイトルの数が限られてくるというのと、新刊がオーディオブック化されるのに時間差があるというところでしょうか。

普段からパソコン作業などで目を酷使しているひとは、読みたいタイトルがオーディオブックに出ていれば積極的に活用するのが積読本を増やさないテクニックだと思います。

自宅で本を読むための環境設定

読書のために連れ出すものを軽くしたり耳で聞く方法を紹介しましたが、図解の多い大きめの本はやはり紙の書籍が読みやすく、外に持ち出しづらいこともあります。そのため、自宅で本を読める環境があるに越したことはありません。

読書スペースを作る

家では、読書以外に動画やゲームなどやれることがたくさんあるため、脳が読書脳に切り替わりづらいという問題が。

そんな時は、物理的に「読書専用スペース」を作ってみるのが有効かもしれません。読書専用スペースでは電子機器を持ち込まないルールを作り、視界に見えるものもノイズを無くすことで読書脳に切り替えやすくなるという発想です。

書斎があるひとはもちろん、読書専用の椅子を用意するというのもいいかもしれない。

モニター禁止時間を設ける

また、最近、夜9時以降は部屋の照明を暖色のものに変え、ブルーライトを出すデバイスをオフにするという方法を試しました。

パソコンやスマホを使えなくすることで、必然的に瞑想を積むか読書をするかしかなくなり、読書に集中することができました。寝る前のブルーライトをカットすることで睡眠の質も上がるようになるみたいです。

ただし、毎日この習慣を続けるには意思の力だけでは足りないところがあるので、強制的に端末をオフにするなどの仕組み化が必要となってきます。

さいごに

読書ができなくなったのは読書以外の時間が増えたから。特にスマホはスキマ時間を喰らい尽くしてひとの集中力まで奪うようになっています。

そうやって簡単にスマホで脳を汚染される時代なので、意思だけで読書習慣を身につけるのは難しいです。

読書をしたいのであれば、読書ができる環境に移るか、今の環境を読書のできる環境に変えるしかありません。

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