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ゆるぎない存在のゆらぎ:アンドリュー・ワイエス(福島県立美術館常設展)

常設展でワイエスが観られると聞き、福島の親戚を訪ねた後、福島県立美術館に寄ってもらった。

アンドリュー・ワイエス≪松ぼっくり男爵≫1976年、テンペラ・ボード

落ちた松ぼっくりの軽さ
落ちた松葉の軽さ
落ちた影の軽さ
影の間を歩く影

画面右下にある縦2本の濃い線。他の影や凹凸は自然に忠実だが、長く延びた人影(かつてこの軍用ヘルメットを被っていた人物)に見えた。

アンドリュー・ワイエス≪ガニング・ロックス≫1966年、水彩・紙


眼の中に海がある
生え際で波が砕ける
波が去り、肌は乾いた
波が去り、頭蓋骨は窪んだ

メイン州の岩礁に喩えられた、漁師の横顔。

・印象に残ったシュルレアリスム絵画

吉井忠≪赤い風景≫

野地正記≪愛神≫

小山田二郎≪鳥女≫

朝焼けに染まった山々

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