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リーズ・ユナイテッドが、いま流行りのベンチャー発掘に乗り出す【エコシステム】

※この記事は2018年3月21日執筆記事を再掲したものとなります

サッカー日本代表MF井手口陽介が加入(*1)したイングランドのサッカークラブ「リーズ・ユナイテッド」が、スポーツテクノロジー(SportsTech)に特化したベンチャー企業にプレゼンテーションの場を提供する「デモデイ」を開催することを発表した。同クラブのグローバル決済パートナーである「カレンシー・トランスファー」と提携し、2018年4月17日に開催する。

*1 加入と同時にスペインのクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍

今回開催される「The Sports Tech Demo Day」にて、リーズ・ユナイテッドは、チームの強化やクラブのビジネスを推進する上で助けとなる先進的なプロダクトを保有するスタートアップを募集する。テーマは下記3領域であり、すでに応募フォームはカレンシー・トランスファーのホームページ上にて開設済みだ。

<募集テーマ>
①コーチングおよびアスリートの健康・パフォーマンス
②ウェブ・デジタルおよびスポンサーシップ
③ウェア・アパレル

コンテストのファイナリストは、クラブの上層部にプレゼンテーションをする機会を得る。また、採用された企業は、リーズ・ユナイテッドと共同でリアルな場での実証実験のチャンスを獲得することができるようだ。

スポーツクラブによるテクノロジー系ベンチャー企業の発掘プログラムは、近年流行傾向にある領域だ。世界のサッカークラブでは、すでにドイツのバイエルン・ミュンヘンや、本サイトでも紹介したイングランドのアーセナルなどもプログラムを開催している。また、日本でもプロ野球の横浜DeNAベイスターズが、スタートアップを募集するアクセラレーター・プログラムを開催した実績もある。

選手・チームの競技力強化や、ファンのエンゲージメント強化のために、テクノロジーの導入が切っても切り離せなくなってきている現在のスポーツ業界。今後も、プロチームが自らテクノロジーの獲得を目指し、先進的なベンチャー企業を募集する動きは活性化することだろう。

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