無理をしてまで生きる意味 ~何を残し世を去るか~
命に関わる業界で仕事をしています。たちばなです。
そんなわけで生きることにはいろいろ考える私ではありますが、ひとつ考えるのが漫画家の平均寿命。
平均寿命が割と長い日本人ではありますが、一方で漫画家さんは割と早く亡くなる人が多いという。(一説では平均57~60才くらいだとか)
ただ、漫画家に限らずTwitter辺りを見ると、若くして亡くなったクリエイターの報告をわりと見ます。
もちろん水木しげる大先生のような長寿の方もおられるのですが、その一方で私より若くして亡くなる人の報告もわりと聞くわけで。
独断と偏見と推測で述べますが、何か著名な作品を残すクリエイターは命を削って作品を作ってるんではないかと思うのですよ。
もちろんその裏では睡眠不足や運動不足、栄養の偏りなどの要因があると思います。
ただ、それでも作品を作ることの方を優先した結果なのではないのかな、なんて思う訳です。
その一方でこれと言った有名な成果は残さないけど長命な人だっている。
人それぞれの生き方なので、どちらが良いか悪いかなんて論じることは出来ません。
ただ、だらだらと長く生きるのもその人の生き方だと思います。
これは沢山の人の死を見てきた私の偏見になりますが、何も残さず死ぬというのは怖いことだと思っています。私自身過去死にかけた経験もありますが。
例えば自分の親が死のうとも、自分の人生は続く訳です。
自分が死のうとも、その人の人生はまだまだ続く訳ですから、その中に自分が生きていたことの要素が入るかは全く不明です。
となれば、自分の生きた証として何かしら作品を残すというのは普通の考えとも思えます。
ただし、後にまで残る作品を作るというのは並大抵のことではありません。
それだけのものを作ろうとするならば、自分の人生の何割かは費やすことでしょう。
誰にも覚えてもらえなくてもいいから楽に生きたいと良いという人はそれでいいと思います。
ただ、死後も思い出して貰えるような人になりたいと思うならば、自分の生きている時間の何割かは削っても何かを残したいものです。
ただでさえコンテンツ過多で、生きていても居ることを忘れられるこんな時代なんですから。