
薪ストーブが1シーズンで消費する薪の量
当主が居住する『管理棟』の主暖房は、薪ストーブだ。
今回のテーマは、以前の記事の焼き直しになるが、備忘録を兼ねて、1シーズンでいかほどの薪を消費するかを、わかりやすく記録する。
くだんの記事では、暖房用の薪を「1シーズンでおおよそ6立米使用する」と書いた。しかしながら、実際のところ、「ろくりゅうべい」といっても書いてる本人がピンときていない。ものすごく多い、ということはわかる。
そこで、自分のためにも、もっと直感的な計量方法を考えることにした。
薪は、玉切りを割って、以下【画像1】【画像2】のように、ガレージ内のスチールラックと、下屋(げや)に設置した薪棚に積んで乾燥させ、冬に備える。

W1500 × D450 × H1800 のスチールラックが5台あり、それぞれ4段、合計20段のうち、
19段(95%)分を埋めて備えている

下屋の満タン状態で、スチールラック約8段分となる
実際はこの薪棚から使用分を回収し、随時、ガレージから運搬して補充する
薪ストーブの稼働期間は、概ね10月末から翌年4月末までの6ヶ月間。期間中の消費量を乱暴に均すと、1ヶ月あたり【画像2】の薪棚の半量=ガレージのラック概ね4段分ほどが必要であることがわかった。
したがって、1シーズンの消費量を視覚的に表すと、ラック4段 × 6=ラック24段分、ということになる。なるほど。
ラック1段分の容積はおよそ0.25立米だから、0.25 × 24 = 6 で、やはり1シーズンあたりの消費量は「ろくりゅうべい」になるわけだ。

本来、雪解け頃に割って乾燥させておかなければならないのだが、
今年は諸般の事情で真夏の作業となってしまった
ここに積み上がったすべての玉切りを割るのに、どれほど労力を費やしたことか…
なんだか、ややこしい話になってきたけれど、結論的には、冬の到来の前に、下屋の薪棚とガレージ内のスチールラックが満タンになる程度の薪を用意しておけば冬は越せる、ということだ。
逆に言えば、1年に1回、必ずすべての保管場所を満タンにするだけの薪割りをしなければならない、ということで、これはこれで先が思いやられる。
ちなみに、「ろくりゅうべい」分の薪を、ホムセンなどで販売されている「薪ひと束(直径約22cmの金輪で束ねた分量)」に換算すると、なんと390束となる。そう考えると、すさまじい物量である。
山暮らしは、体力と忍耐との勝負…なのであった。