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傘をさしださずに、そばにいて、一緒に雨にぬれる

以前のnoteで不登校の子どもの数について触れましたが、何人ぐらいか覚えていますか?

昨年の文部科学省の調査では、不登校の小中学生(年間30日以上欠席)は推計14万人。昨年の日本財団の調査では、不登校または不登校傾向の中学生は推計43万人。

そして、その背後には不登校の子どもを育てる親が存在します。子どもが不登校になると、子どもも不安ですが、同じように親も不安になります。だって、ほとんどの親は学校外で育つということを経験してないですからね。

子どもの居場所として、フリースクールがあるように親の居場所も必要になります。子どもが不登校になると周囲に理解されず、親も孤立する可能性が高まるからです。そのため親が集まり、自分の家の状況を語ることで不安を和らげ、学びや情報交換を行う親の会が全国にあります。

中でも、大分県にある「星の会」に僕は多くを学びました。実際に参加したことはないのですが、代表とお話する機会がありまして。
http://hoshinokai.net/

親の会とは、毎月定例会などがあって、親同士が語ることで不安を和らげる自助グループです。特徴は親の会によって様々あると思いますが。星の会の話しを伺って強く感銘を受けたのは、定例会の指針です。

「傘をさしださずに、そばにいて、一緒に雨にぬれる」

これ、すごくいい言葉ですよね。泣くものとともに泣き、喜ぶものとともに喜ぶ。痛みを抱えた者同士が集まるコミュニティの原則となる言葉だなぁと。

そんな星の会では失敗談を共有することを大切にしています。こんなことを聞いたら悪いかなと思わせないように。お互いの失敗談を聞いていれば、親の対応に正解はないことがわかります。だから、自分の経験に固執しない。それぞれが正解で、失敗も正解。失敗の経験から親は学び理解を深めるから。

それでも、うまくいかないことがあります。でも、それでいい。お互いを傷つけながら親の会は成り立っている。代表の話しを聞くだけで心が軽やかになりました。

https://syncable.biz/campaign/596

目標金額25万円を目指し、私の誕生日(9/6)に合わせて寄付の呼びかけを行ってます。東京シューレへの奨学金というかたちで、ご支援、シェアのご協力をいただけると嬉しいです!

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