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「他人に対して苛立ちを感じた時は、自分について知るいい機会である。」

他人に対して苛立ちを感じた時は、
自分について知るいい機会である。

   ─ カール・ユング ─ (スイス心理学者)

「20世紀の名言」


私はすぐにいろんなことに苛立ちを感じてしまう。

今日は、まだ数回しか履いていない新しいブーツの靴底が、片方だけすぐズレてしまうことに苛立っていた。


そして、苛立ちは人に対しても。

ダメな性格だなとは自覚していて、「イライラしてるな」と感じても、それを表に出さないように心がけるようにはしている。

だけど、出てきた感情は大なり小なりコントロールできても、感情が出てこないようにすることはコントロールできない。


他の人の苛立ちも、表に出てない分があるだろうから比較はできないけど、同じ状況に遭遇しても、自分だけがイライラして、「他の人より器が小さいな」と思うことがある。

イライラがおさまって、落ち着いた時に反省すると、ユングが言うように、自分のことを知る機会になる。




直したいなと思うのは、他の人が自分の常識とズレてることをすると、イラっとして、時々それを表に出してしまうこと。

他の人は「あの人、ちょっと変わってるよね」とか、「なんかかわいいよね」と面白がる程度なのに、私は本気でイライラしてしまって、「あの人、どうにかしてくれないかな」「周りの人も同じように思ってくれないかな」と、本人や周りが変わってくれることを願ってしまう。

その「私の常識とズレてる言動」というのも、目くじら立てて苛立つほどのことではない。その人が何か言うと、「今はあなたが口挟むタイミングじゃない」とイラっとしたり、喋ってる内容に「全然笑えない」「何のための発言なのか意味が分からない」とイラっとしたり。

しかも、何なら私に対する言動でないのに、勝手に苛立ってることもある。


なんでこんなに怒りっぽいのか、自分でも嫌になる。生まれ持った性格とか、育ってきた環境とか、心理学とか脳科学的に見ると何か原因があるのかもしれないけど、原因の追究が問題解決になるわけでもない気がする。




イライラをうまく解消できないのも直したいところ。

他の人を見てると、自分とズレてる言動に遭遇しても、「普通、そんなことしないでしょ」とか「言わないでしょ」と、すぐツッコミを入れてる場面をよく見る。

私は「ん?何なの?」と思っても、すぐに言葉にできない。軽いものはすぐつっこめるけど、「うっとうしいな」と思うレベルになると、ひどい言葉が出てしまいそうで、平静を装うのが精いっぱい。


自分の常識とズレていることにイラっとするけど、その「自分の常識」に自信はない。誰かの言動がおかしいと思っても、そう思う自分が周りと違う可能性もあるから。

ちなみに、周りの人も同じように「なんか変」と思っている時もあるけど、周りに訊けないようなズレもあると思う。特に嫌いな女性の言動。ひがみだと思われるのも嫌だし。


ストレスもそうだけど、イライラもため込まずにすぐに解消した方がいいとは思うんだけど、不器用でうまくできない。

感情が湧いてくるのは止められなくても、出てきた時に鈍感になるのが必要なのかなという気はしている。

その人の言動のせいで仕事に悪影響があるのなら、笑いに変えられるようなツッコミを入れる。そうでなければ、聞き流す鈍感力を身につけないとな。

きっとこういうスキルも、意識すると自然にできるようになるのかな。

幸せに生きていける考え方や感じ方を身につけられたらなぁ。




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