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「自分の言いたいことをただ言うんじゃなくて、相手の話を聞いて、気持ちを汲んであげようとすることが大切」

自分の言いたいことをただ言うんじゃなくて、相手の話を聞いて、気持ちを汲んであげようとすることが大切なんじゃないかな。

人の話を素直に、謙虚に、偏見を持たずに聞ける人ってすごく少ないと思う。


   宇多田ヒカル

名言・いい言葉は人生を変える


傾聴力という言葉があるように、人の話を聞くことは大事。

人の話を聞ける人の方が少ないという言い方もされるけど、もっと大事なのは、「相手の気持ちを汲んであげること」なんだろうと思う。


私はできてないな。

職場の人に対しても、近しい人に対しても。


人懐っこくて、いろんな人と仲良くしたくて、「好かれたい」「いいやつだと思われたい」「おもしろいやつだと思われたい」という思いもあって、ノリ良く話して、次に話せる機会を待つ。

でも、自分から距離を詰めるのは得意じゃなくて、「何を話したらいいんだろう」「前ほど盛り上がらなかったらどうしよう」「自分に全然興味なかったら嫌だな」と、いろんなことをモヤモヤと考え始めて、「なんかめんどくさくなってきたな」「仲良くなれなくてもいいか」と思うようになってしまう。

もちろんそれも良くないけど、ちょっとした誤解やすれ違いがあった時に、それを解決することをすぐに諦めてしまうのがいちばん良くないと思っている。


もともと職場の仲良しごっこが好きではないので、仕事関係の人付き合いは、それなりに仕事ができる関係性を保てたらいいかなと思ってしまう。

不和が起こったとしても、大人だと、話し合って解決しないといけないくらいの事態にはあまりならない。

実際、去年は非常に不穏な空気に振り回されていたけど、当事者同士で話さないといけないことにはならなかった。

周りの人も、感情的になっている人の気持ちを汲み取ろうとしたけど、できなかった。

憶測止まりだった。


ただ、プライベートな付き合いの人とは、すれ違いがあったら解決しておかないといけない。

友人にしても恋人にしても、気の合う人と次々に出会えるわけではないし、取っ替え引っ替え確保するものではない。

その人たちの代わりはいない。

関係が修復できなければ、終わってしまう。


プライベートで大切な人たちとは、仕事とは違って、自分次第で話す機会が持てる。

その時に、「どうせこんなこと思ってるんでしょ」と、投げやりになるのはよくない。

相手が「そんなことない」「私はむしろこういう認識だった」と言ってくれてるのを、自分が聞く耳を持たないと、相手はどうすることもできない。

すれ違ったまま終わってしまう。

情緒不安定な人を見放さずにそばにいてくれるのは、かなりの友情や愛情がないとできない。


自分が言いたいことだけ言って、相手の話を聞かないのはマナー違反だ。

相手が伝えようとしてくれることを頭ごなしに否定しながら聞くのもマナー違反だ。

思いやりが足りない。


自分の思いやりの欠落を、相手のせいにしてはいけない。

自分の自信のなさを相手に満たしてもらおうとするのも傲慢だ。


相手の話をしっかり聞く。

その前提として、聞く耳を持つ。
気持ちを汲む。

私は人の気持ちを読むのは得意ではないけど、だからといって読まなくていいわけではない。

読めないならなおさら頑張って読み取ろうとしないといけない。

人とのつながりは財産だ。

大事にしたい。




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