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「自分の行動を変える時のコツは、『すぐに変われないことをあらかじめ覚悟して変わることを決める』」

人間って、行動を変えようとする時、なかなか変われない。
「意識」はその瞬間に変わるが、「行動」は自分に染み付いた神経回路と筋肉の問題なので、思った通りにすぐに行動できない

自分の行動を変える時のコツは、「すぐに変われないことをあらかじめ覚悟して変わることを決める」こと。すぐに変われないことにガッカリしない。そしたら少しずつ変わっていく。最初は5戦1勝4敗から始めて、2回、3回と増やしていく。

   森岡毅(マーケター)

「日曜日の初耳学」


行動を変えられないのが「染み付いた神経回路と筋肉の問題」という言い方がおもしろい。

神経回路を変えないと、行動は変わらない。


それをよく実感するのが、スキンケア。

もう20年以上も同じメーカーのものを使っているけど、いつも使っているものがリニューアルされて、新商品に置き換わることはある。

それはすぐに順応できるけど、追加で使うケア用品を提案されると、馴染めないことがある。

追加で対策した方がいいのも分かるし、商品の良さが分かったとしても、神経回路が修正できず、そのワンステップを追加できないことがある。

意識しないと、まさに筋肉が勝手に動いてそのステップをすっ飛ばしてしまう。

よく「歯磨きみたいに、やらないと気持ち悪いと思うくらいになったら習慣になってる」と言うけど、まさにそれ。

定着してる工程は、省略すると気持ち悪い。

行動を変えようと思ったら、最初は「よし、まずやってみよう」「今日はできた」「今日はできなかったから明日頑張ろう」と意識して、少しずつ変わる機会を増やしていけばいいんだな。


私が昔から変えたいのは、怒りっぽさ。

これは筋肉は関係ないのかもしれないけど、染みついた神経回路を断ち切りたい。

怒ってもいいことなんてないのに。


仕事でもそうだし、恋人に対しても。

もうしんどいケンカはしないと思ってたのに。

「別れる」とか「見極める」なんてことは卒業したと思ってたのに。

またひとつずつ「笑って流せた」「モヤモヤの矛先を変えられた」「言いたいことを穏やかに伝えられた」ということを積み重ねていかなければ。

40歳も過ぎると、性格が固まっていく感覚がある。

でもまだ大丈夫なはず。

頑張って変わらないと。



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