「自分の行動を変える時のコツは、『すぐに変われないことをあらかじめ覚悟して変わることを決める』」
行動を変えられないのが「染み付いた神経回路と筋肉の問題」という言い方がおもしろい。
神経回路を変えないと、行動は変わらない。
それをよく実感するのが、スキンケア。
もう20年以上も同じメーカーのものを使っているけど、いつも使っているものがリニューアルされて、新商品に置き換わることはある。
それはすぐに順応できるけど、追加で使うケア用品を提案されると、馴染めないことがある。
追加で対策した方がいいのも分かるし、商品の良さが分かったとしても、神経回路が修正できず、そのワンステップを追加できないことがある。
意識しないと、まさに筋肉が勝手に動いてそのステップをすっ飛ばしてしまう。
よく「歯磨きみたいに、やらないと気持ち悪いと思うくらいになったら習慣になってる」と言うけど、まさにそれ。
定着してる工程は、省略すると気持ち悪い。
行動を変えようと思ったら、最初は「よし、まずやってみよう」「今日はできた」「今日はできなかったから明日頑張ろう」と意識して、少しずつ変わる機会を増やしていけばいいんだな。
私が昔から変えたいのは、怒りっぽさ。
これは筋肉は関係ないのかもしれないけど、染みついた神経回路を断ち切りたい。
怒ってもいいことなんてないのに。
仕事でもそうだし、恋人に対しても。
もうしんどいケンカはしないと思ってたのに。
「別れる」とか「見極める」なんてことは卒業したと思ってたのに。
またひとつずつ「笑って流せた」「モヤモヤの矛先を変えられた」「言いたいことを穏やかに伝えられた」ということを積み重ねていかなければ。
40歳も過ぎると、性格が固まっていく感覚がある。
でもまだ大丈夫なはず。
頑張って変わらないと。