「幸福は伝染するものだ。もし幸福になろうと思うなら、幸福な人々の中で生きたまえ。」
少しずつ入籍の報告をしている。
入籍前は、あまり報告するつもりはなかった。
40歳を超えているし、報告するのは恥ずかしいなと思っていたから。
でも、たまたま去年までいた部署の飲み会をすることになっていて、そこで入籍の報告をしたら、とても喜んでもらえた。
その報告を皮切りに、個人的に親しくしていた人たちに報告していっている。
すると、意外にも「結婚もおめでたいけど、報告してもらえたのが嬉しい。」という声をたくさんもらった。
同期の若い子は、お昼休みにチャットで報告したら、お昼休み中に別の階から私の席まで来てくれて、直接おめでとうを言ってくれた。
わざわざ来てくれたお礼を言うと、「館山さんはこっそり済ませて何も言わないタイプだと思ってたので、報告もらえたのが嬉しかったから来ました!」と言われた。
会話の流れで「あ、この人、結婚して子どもまでできてたんだ」と知る人や、話してたらキラッと光る指輪が目に入って、「あれ?結婚したの?」と知る人がいる。
「仲良くしてたつもりなのにな」と寂しくなる気持ちもあったけど、逆の立場だと、もう結婚はしないかもしれない私には言いづらかったのかもしれない。
「結婚できない人」と変に気を遣われるのも鬱陶しかったし、好きな人たちには直接報告したかったので、できるだけ自分で伝えている。
「突然ですが、入籍しました」という報告に、「えーーー!」とか「本当に突然だな」と驚いてもらい、「朝から嬉しい報告ありがとう」と喜んでもらうのは、私まで気分が良くなる。
「幸せのおすそ分け」というけど、自分までこんなに嬉しい気分になるなんて。
ちなみに、入籍の報告と同時に、「祝ってください」とおねだりもしている。
みなさん、「もちろん!」と、すぐに日程調整をしてくれるのも嬉しい。
「馴れ初めはその時にじっくり聞かせてもらいます」と楽しみにしてくれている。
相手を知ったら驚く人もいるはずなので、その反応も楽しみだ。
まだ一緒に暮らしていないので、正直そこまで実感が湧いていなかったけど、こうして報告して祝福されるにつれて、実感が湧いてきた。
「旦那さん」は実感あるのかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?