![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164893103/rectangle_large_type_2_1e2bab0aac38fc14449cf802cb5064d9.jpeg?width=1200)
「決して相手を追い詰めない。必ずどこか逃げられる道を開いておく。」
決して相手を追い詰めないこと。
理詰めでいっても、必ずどこか逃げられる道を
開いておくことだね。
藤田元司
最近、メンタル不調でしばらく仕事を休むことになった人がいると聞いた。
その人に限らず、メンタルをやられて休職してしまう人が増えていると聞く。
私の同期もしばらく休み、復帰予定と聞いてたタイミングで声をかけに行こうと思ったら、休職期間が伸びたと聞いた。
今は無事に復帰して、先日顔を見に行ったら元気そうにしていた。
「元気そう」というのはあまり参考にならないのは、自分の経験からも言える。
辛そうに見える人がどうにか食らいついて気づいたら慣れていく場合もあるし、元気そうに見える人がある日突然来なくなったりする場合もある。
私はどちらかというとしんどくても周りに気づかれないことが多く、かつ、すぐに落ち込むタイプだ。
前の会社ではしばらく休職させてもらったことがあるし、転職してからも「なんか無理だ、これ…」と突然力が入らなくなったことがあった。
やはり仕事は誰かしらとの接点がある。
大抵の場合、その相手との関係性は非常に重要だ。
私も何年か前に気持ちが切れそうになった時は、先輩職員からのプレッシャーに耐え切れずに思考が止まりそうになった。
まさに理詰めで来られて、逃げ道がなかった。
私の能力が高くないことを受け入れてくれたのか、上司から一声かかったのかは分からないけど、途中から態度が軟化した。
その人が昇格して部下を持った後、やはりその部下の1人が休職したと噂で聞いた。
「やっぱりな…」と思ってしまった。
その人にしても、休職した人たちの上司や先輩を見ていると、自分が原因だと思っていない人も多い。
そういう人たちはただきっちり仕事をこなしているだけで、仕事の精度を高めようとしているだけだから、間違ったことをしているとは感じにくい。
私自身がヘタレだからか、仕事の成果を出すのは大事だけど、誰かの心を壊してしまってはいけないと思う。
休んでしまう人も、休むにしても、心が完全に壊れる前に休んでしまったほうがいいと思う。
私も部下を持つ身になってしまった。
部下が優秀な人ばかりで、ちょっと言えばすぐに対応してくれるので、追い詰める言い方はしていないつもりだけど、「つもり」は怖い。
もしイラっとすることがあれば、怖がらせたり困らせたりしていないか「意識」しないといけないな。