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「幸福に生活しようとする人は、自分の『気分』から完全に解放されること」

幸福に生活しようとする人は、
何よりもまず自分の「気分」から
完全に解放されることが必要である

   カール・ヒルティ(スイスの哲学者)

「知的好奇心がある人のためのサイトChinoma


私は自分の気分に縛られている。

自分の気分なのに、自分でコントロールできない。

いつ上がっていつ下がるのか分からないし、安定させる方法も分からない。


私の気分を自己分析すると、アップダウンが激しいタイプというよりは、ハイテンションになることはそんなにないけど、時々強いイライラに襲われたり、沈んだりしてしまうタイプ。

イライラはだいたい職場関係が原因だと分かっている。

沈む原因は分からないことが多い。土曜日を気分よく過ごせた後の日曜日に、訳もなく元気がなくなることが多いかな。




「気分屋」という恥ずかしいレッテルを貼られたくないし、人に迷惑をかけていないかが気になる。


もしかしたら昔はそのレッテルを貼られていたかもしれない。もともとが不器用な性格だから、不満をうまく表現できないところがある。

今は多少マシになってるけど、20歳くらいまでは、自分の思い通りにいかないことや突然のことに気持ちを整理できず、急に不機嫌になって口数が減ることがあった。周りも「どうしたんだろう」と戸惑っていた。

書きながら思い出してみると、本当に恥ずかしいことをしてたな。気分屋のレッテルを貼られていた「かもしれない」ではなく、確実に貼られてたな。


でも、正直なところ、自分も自分のことを理解できずに戸惑っていた。どう扱ったらいいか分からなかった。

周りを困らせてることに気付いて、どうにか修復しようと我に返っても手遅れで、素直に謝ることもできず、内心は不機嫌がおさまっているのに、表向きは不機嫌のままでいるしかないことがよくあった。


今は、そこまでのひどい気分屋ではないと自分では思っている。

20歳くらいの時にとことん自分と向き合ったり、海外に行っていろんな価値観の人に出会ったりしていくことで、直したい性格を一部変えることができた。

勝手に不機嫌になって他人に迷惑かけないようにするというのも、その時に少し改善されたんだと思う。


その方法としては、気分の浮き沈みで他人に迷惑かけないように、デフォルトを低めに設定することにした。「低く」ではなく、「低め」。

上がり下がりの幅にもよるけど、いつもはテンション低い人のテンションが高くなると場の雰囲気は明るくなるけど、逆だと空気が凍り付く。

何事もマイナス方向のギャップは歓迎されないと思っている。


大学時代、周りの女の子たちを見習って、テンション高めに大げさに反応するようにした。小さなことにもいちいち驚いてみたり、手を叩きながら笑ってみたり。

でも、久々に実家に帰省した時に、親から「みっともない」と言われたこともあり、やはり低めにすることにした。

もともと低めの方が性に合ってたのか、その方がだんだん自分でもしっくりくるようになった。

たまに「ノリが悪い」と言ってくるテンション高めの女性がいるけど、そういうのは聞き流すことにしている。無理は続かないから。

親の影響を受けているのか、反応が大袈裟な女性は、確かに「私には合わないな」「話してるとちょっと疲れるな」と思ってしまう自分がいる。「愛嬌がある」とうらやましく思うこともあるけど。


自分の気分の浮き沈みに周りを巻き込みたくない。

低めの設定というのは私には合っている。


そして、自分も自分の気分の浮き沈みに巻き込まれたくない。

急にネガティブな気分に襲われることがあるのはどうにかしたい。

これも解決法が見つかるといいな。

この「気分」から解放されれば、もっと幸せになれると思うんだけどな。



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