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ボイスメモ「speechy」を使って、『猫』DISH//に挑んでみた。

自動的にテキスト化してくれるという有料ボイスメモ「speechy」。前回の検証で、もろもろの原因により、インタビューの現場では使い物にならないことが明らかになりましたが、割り切ってネタとしていじっていきたいと思います(1200円かかってるし)。

今回はお歌の聞き取り実験です。お題は絶賛大ヒット中で、私も大好きな『猫』。喋った言葉は聞き取れるけど、「歌はどうなんだろう?」ってのにチャレンジしたいと思います。実験では以下の歌詞を私が熱唱し、speechyに聞きとってもらいました。

※実験は家に誰もいないのを見計らって、部屋の戸を固く閉ざして行いました。私の歌の上手い下手は詮索しないでください。

これが実験結果だ!

【正解】
夕焼けが燃えてこの街ごと
飲み込んでしまいそうな今日に
僕は君を手放してしまった
明日が不安だ とても嫌だ
だからこの僕も一緒に
飲み込んでしまえよ夕焼け
だけどもそうはいかないよな
明日ってウザいほど来るよな
眠たい夜になんだか笑っちゃう
家まで帰ろう 1人で帰ろう
昨日のことなど 幻だと思おう
君の顔なんて忘れてやるさ
馬鹿馬鹿しいだろ、そうだろ
君がいなくなった日々も
このどうしようもない気だるさも
心と体が喧嘩して
頼りない僕は寝転んで
猫になったんだよな君は
いつかフラッと現れてくれ
何気ない毎日を君色に染めておくれよ
【実験①】
予約が燃えてこの街ごと
飲み込んでしまいそうな
僕は君を手放してしまったぁ
明日が不安だーとても嫌だ
だからこの僕も一緒に
飲み込んでしまえよ夕焼け雲
だけれどもそうはいかないよな
明日ってうざいほど来るよなぁ
眠たい夜になんだか笑っちゃう
●●●●●●●●●●●●
雲雲どっちなど幻だと思う
●●●●●●●●●●●●
っちあぁそうっち●●●●●●
君がいなくなったら●●●
このどうしようもない気だるさも
心と体が喧嘩して
頼りない僕我転んで
猫になったんだよなぁ君は
●●●●●●●●●●●●
何気ない毎日を君色鬼蒼●●
【実験②】
夕焼けが燃えてこの街ごと
飲み込んでしまいそうな
僕は君を手放してしまったぁー
明日が不安だーとても嫌だ
だから高野防空網一緒に
飲み込んでしまえよ夕焼け雲
だけれどもそうはいかないよな
明日ってうざいほど来るよなぁ
眠たい夜になんだか笑っちゃう
家まで壁の方流
どっちだろうっち数
●●●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●●●
※以下、読み取りなし、やる気喪失?
【実験③】
夕焼けが燃えてこの街ごと
飲み込んでしまいそうな胸に
僕は君を手放してしまったぁー
明日が不安だーとても嫌だ
だからこの防空網一緒に
飲み込んでしまえよ夕焼け雲
だけれどもそうはいかないよな
明日ってうざいほど来るよなぁ
眠たい夜になんだか笑っちゃう雲
家まで帰ろうっち●●●●
●●●●●など幻だと思う
●●●●●●っちアールさん
ばかばか子どっちなぁー
君がいなくなった●●●
このどうしようもない気だるさも
心と体が喧嘩して
頼りない僕は寝転んで
猫になったんだよなぁ君は
●●●どっち●●●●
何気ない毎日を君色鬼
蒼っちあぁ●●●●

聞き取れなかったところを検証

しまった→しまったぁ
不安だ→不安だー

ミスとは言えないけど、語尾を伸ばすのはやめてほしいな。なんか、私が歌うと、いけてる曲がまったくいけてない歌謡曲になったように感じられる。

今日→胸(きょう)

これはダメでしょ。胸を「きょう」と読むのは、胸部CT検査ぐらいしかないと思うよ。3回連続って、病気を疑うレベル。

夕焼けが燃えて→予約が燃えて

私の発音が悪いのかもしれないけど、これは草。予約が燃えるとか、なんか今の時代だったらありそう。うける。

家まで帰ろう→家まで壁の方
やるさ→アールさん
この僕も一緒に→高野防空網

この辺は笑うしかないですね。

すごく気になったところ

前半は聞き取れているのに、なぜか後半が聞き取れていませんね。聞き取りをミスったとかじゃなくて、そもそも聞き取る気力を失っているような気がします。

ターニングポイントはいずれも「家まで帰ろう 1人で帰ろう 昨日のことなど 幻だと思おう」の部分です。3度検証したうち、すべての回で聞き取れていません。しかも、そこを境にして、その後の部分が全然聞き取れなくなっています。

これはあくまでも予想ですが、speechyは音の切れ目でセンテンスを理解して聞きとっているような気がします。喋っている場合だと、息継ぎの部分です。しかし、「家まで帰ろう 1人で帰ろう 昨日のことなど 幻だと思おう」には音に切れ目がありません。

speechyがこれを境にグダグダになってしまったのは、どこが切れ目になっているか分からなくて「え?まだ話し中なん?いつまで喋るの?もう限界なんやけど」みたいなオーバースペックになってしまったからではないでしょうか?

まとめ

speechyは歌もちゃんと聞きとるけど、ビブラートがかかってくると弱い。

どうせだったら、次は平原綾香さんの「Jupiter」とか、徳永英明さんの「壊れかけのラジオ」とか、思いっきり音に切れ目がない曲を聞きとらせてみたいですね。歌えないですけど。

speechyはAIを搭載していて、文脈から言葉をある程度推測できるのが売りなのですが、どこまで奇妙奇天烈な言葉に対応できるのかも知りたいですね。清志郎の「雨上がりの夜空に」とか誌的なものにチャレンジするのもいいかもです。歌えないですけど。

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