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日本酒の地域密着性の一つの在り方2 数馬酒造 本日の紹介酒は竹葉 能登純米

限界集落って言葉をよく聞くと思いますけど、北陸でも石川県の能登地方や福井県の若狭地方の方がそれに近いものがあるって書くと、私も福井の若狭地方の出身者(敦賀なので正確には越前の国に入るが、文化は若狭圏)なので知っている人にこのnoteを見られたら怒られるんですけど、本当に農業や漁業以外ほとんど何もない地域であることは事実です。(下は石川県の観光プロモーションムービーです)

ただ、能登地方も若狭地方も共通するのは美味しいものが非常にたくさんあり、自然も豊かで、海山の産物が非常に豊富であって、映画の「武士の献立」の中でも能登地方は食材の大変豊富な地方として描かれていますし、このわたやからすみ等の海の珍味類も豊富にあります。(下の写真は能登料理の画像です、能登観光協会のHPより引用)

能登料理

能登半島の酒造りと言えば、能登杜氏組合が有名で、これまでにも農口杜氏(菊姫酒造・鹿野酒造等を経て、現在は農口尚彦研究所)を始め、中杜氏(車多酒造)、三盃杜氏(元、枡田酒造店・富山県)、波瀬杜氏(故人、土井酒造店・静岡県)の四人が能登杜氏四天王として君臨し、他にも数多くの名杜氏を輩出しており、日本を代表する杜氏集団として知られています。(下は能登酒造組合のHPより引用)

今回紹介する数馬酒造は、本当の意味で地産地消という言葉の意味合いを考え、実際に能登という地域の持つ価値と伝統を生かしながら新しい文化や価値を酒造りを通して創造することを目指し、「能登を醸す」を合言葉にただの酒造業から、創造業を目指している酒蔵です。(下は数馬酒造のHPより引用)

**日本酒テイスティングデータ****銘柄****竹葉 能登純米 (石川県)**

石黒 建大 酒匠・日本酒学講師・SSI専属テイスター

竹葉 能登純米 (石川県)

主体となる香り

原料香主体、淡いハーブの香りと乳製品の香り有り

感じた香りの具体例

炊いた白米・サワークリーム・マシュマロ・和梨・夏蜜柑・モッツアレラチーズ・瓜・クレソン・スペアミント・干し大根

甘辛度 やや辛口

具体的に感じた味わい

すっきりキレの良いテクスチャー、なめらかで柔らかい旨味が主体、後味はキレ良く爽やか、夏みかんやスペアミントを思わせる含み香

このお酒の特徴

スッキリキレ良く、なめらかな味わいの醇酒

4タイプ分類 醇酒

飲用したい温度 15℃前後・40℃前後

温度設定のポイント

15℃前後にてスッキリ滑らかな味わいを引き出す

45℃前後にて、ふわりと柔らかくなめらかな旨味を引き出す

この日本酒に合わせてみたい食べ物

金澤手羽先・鯖のへしこ・〆鯖の麹漬・辛塩鮭・キスの丸干し・鯛のカルパッチョ・ブイヤベース・小エビの唐揚げ・カニちり・焼きカニ・鰤の塩焼き・寒ブリの造り・小龍包・海老餃子・フィッシュ&チップス等

お問い合わせは

酒蔵 数馬酒造株式会社

Quoraテイスティングブック

日本酒テイスティングブック

※日本酒4タイプ分類に関しては、SSI(日本酒サービス研究会)の分類方法を引用し、参考としています。


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