【家族】お盆 きれい好きなおじいちゃんだったことを思い出す季節
最近自分の行動が、ずっと前に亡くなったおじいちゃんと似ていること気づきました。
おじいちゃんが亡くなったのはもう20年前。
東北の田舎の人で、寡黙で厳格。正直、お里に帰って対峙するのが怖くて、子ども心に苦手でした。
そんなおじいちゃんは、いつも手にちり取りと箒(ほうき)を持って、家の中をうろうろしていました。
昔の家なので、壁が土壁で、ほうっておいてもボロボロ落ちてくるんですよね。それをせっせと拾ったり、髪の毛、ほこり、目に止まったものをせっせせっせと掃除していました。
そのおかげで、いつ田舎に帰っても、きれいな状態でした。そういえば、おじいちゃんもあまり自分のモノをため込むようなことはしていなかったような覚えがあります。
そのせいでしょうか。私も暇さえあれば、ハンディモップや掃除機を持って自宅をうろうろ。床やモノの上のたまるホコリが気になってしまいます。
もしかしたら、遺伝子レベルでそういう感覚を受け継いできたのでしょうか。
戦争を経験してきたおじいちゃんと戦争を知らない私。時代を超えてひとつ同じ感覚を共有できているのが、なんとも嬉しいような、不思議なような。
田舎の家の居間の指定席にどしっとたたずむおじいちゃんの姿を思い出します。きれいな白髪と、彫りの深い顔。夏場は涼しそうな格好をしていました。
ちょうど今の時期、田舎の家からは、田んぼの稲が広がるのが見えました。
近くにひまわりも咲いていたし。
そうそう。豚小屋で豚の世話をしていたので、自転車のカゴに幼い私を乗せて連れて行ってくれたんでしたっけ。豚小屋のにおいも思い出してきました。
そういえば、豚はきれい好きって話、ありましたよね?あの根拠はなんだったんでしょう。こんど調べてみようっと。
毎年お盆の時期になると思い出すんです、きれい好きなおじいちゃんのこと。その後亡くなったおばあちゃんと二人で、もしかすると近くで今も見守ってくれているのかな、なんて思ったり。
スピリチュアルなことはわかりませんが、ご先祖様のことを思うと、背筋がしゃきっと伸びるのです。
ちなみに、おじいちゃん・おばあちゃんからは、私は「ひゅんどぅぼっ」と呼ばれていました。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫