【ランニングあれこれ】初開催「NORTH ONTAKE ULTRA&FULL」が気になる
100km以上のウルトラマラソンをたしなむようになって分かったことのひとつ。それは、競技の年齢層がかなり高いこと。
それは良くも悪くも特徴的で、ひとつの大会を大切にする一方で、場合によっては古いものがずっと変わらず(変えられず)残ってしまったり、ごく狭いコミュニティでよそものを受け付けず排他的になってしまったりする傾向にあったりします。
そんな中、嬉しかったのが10月13日に今年初開催となった「NORTH ONTAKE ULTRA&FULL」という大会のこと。
こちらの大会、霊峰「御嶽山」の麓である岐阜県下呂市飛騨小坂をスタートとし、コース内最大標高差はなんと約1,300m。ウルトラの部は累積標高差が約3,000mといいますから、笑ってしまうくらいとんでもないコースです。
もうマップを見ているだけでわくわくしますよね。
フルマラソン(42.195km)とウルトラマラソン(100km)の二種目が設けられ、ウルトラについては参加者約70名ほどだったそうです。制限時間14時間でトップ選手が9時間16分ほど、ということは相当なハードなコースだったようですね。ちなみにすべて舗装路だそうです。
参考:同じ岐阜県内の「飛騨高山ウルトラマラソン」100kmの部 トップ選手は約7時間半ほどでゴール
そして私がなにより好感がもてたのが、大会の企画を若いメンバーの方々が担当されたということ。
https://www.north-ontake.com/about/staff/
みなさん笑顔がきらきら素敵じゃないですか。飛騨小坂地域をみんなで盛り上げたい、次世代につないでいきたい、そんな思いが今回の大会を形作ったって、なんだか胸が熱くなります。
今回総合・監修を担当された曽我隆史さんは今年2024年の「さくら道国際ネイチャーラン」も走られた貴重な30代ウルトラランナーさん。
ひとつのマラソン大会を作り上げることがどれほどたいへんなことか、これまでただランナーとして参加してきた身としては想像も及びませんが、それをさらにウルトラ・100kmという距離で開催しようという気概。そこに敬意を表するしかありません。
願わくば、来年以降も継続して開催され、よそものであっても挑戦したい人を温かく迎えてくれる開かれた大会であってほしい。
日本屈指の高低差をぞんぶんに味わえる「NORTH ONTAKE ULTRA&FULL」。めちゃくちゃ興味あります。
来年も開催されたら、きっと…。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫