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NW-ZX507+バランス接続 インプレ

ソニーのネットワークウォークマン NW-ZX507 「200時間の修行(エージング;慣らし運転)」がひとまず終わったので、軽く感想など。

※今は「バランス端子(マイナス側も左右独立した端子にする)」に対応したヘッドホンがないので、「バランス端子→ アンバランス端子(従来型;マイナス側は左右ひとつの端子)」のケーブルを別途入手して聴いています。本来の性能を出したければ、「バランス端子対応のヘッドホン」を買う必要があります。

★まず、「バランス端子接続」の威力は思いの外大きい。エージング開始直後でも今までとの差を感じましたが、200時間経過後は、その差がさらに大きくなった。

★具体的には、以下順不同で:
「各楽器の音像が際立ち、コーラス各人の声が、きちんと別々に聞こえる(苦労して聞き分ける必要がなくなった)。アンバランス接続だと『音の塊』に埋もれていた音が、存在感を持って聞こえてくる」
「シンセのパッド(基底音)の揺らぎが判る......実は揺らぎがあったのだと改めて気づく」
「エレキギターのディストーションが、単に騒がしいだけでなく粒立って聴きやすくなった。ピッキングの違いによる音色の違いも判りやすくなった」
「エレキベースが、キチンと『鳴っている』と判る」
「楽器やヴォーカルの高音域の刺激感が弱まり、しかし単に丸められた音ではなく、高い音だとしっかり判るように伝わる」
「もしかして、ミュージシャンがレコーディング現場で聴いていたり、ミキシング&マスタリング時に爆音で聴いているのはこの音だったのかな?と感じられる」

音質的には(ここしばらく、iPhoneやXperiaでの音楽体験ばかりでしたので、それと比べると)十分満足できるものでした。この先さらに使い込むことで、音の方も熟成していくと期待しています。

数少ないネガティブ要素は、Androidを使っているせいか、音楽再生中にスリープから復帰させたり、設定など他のアプリを操作したりしたときに、動作がもたつくこと。専用OS?のZX300とかだったらもっとサクサク動くのかもしれませんが、この辺はチューニングできるのであればしてほしいところです。
あと、電池の保ちについても不安要素あり。本稿記述時点で外に持ち出したことはなく、外出の際は「Wi-Fiはオフにする(Bluetoothはオン;WH-1000XM3とペアリングして聴く)か、有線接続にして常時機内モードにする」想定なのですが、その辺は別途レポートしてみます。


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