空のつもりで肌荒れ

　拝啓　Y

　お変わりありませんか。お変わりあるときも、あるのか無いのかわからないあなたは大変素敵ですが、あまりにもわからないと気になります。

　今日は令和4年の1月23日、日曜日。夜の9時頃には小雨が降っていました。
　今は窓を開けても冷気が飛び込んでくるだけで、雨も雪も見えません。

　わたしの体には何か変化が起こったようで、顔や首周辺に一斉に吹き出物が現れました。何せ八つもあります。

空が悩んでいた
あたしの顔はもっとつるっとしているはずだったのに、いつからか無数に吹き出物できちゃって、彼方此方で爆発するのね
そのまた吹き出物の上の小さな生き物たちがいてこそばゆいというか、痒いのだけど、彼らは変わってるわ。あたしの顔にできちゃった他の吹き出物をね、繁々と眺めて「僕らはちっぽけだ」なんて
あんたたちはどれだけ大きな吹き出物になりたいのよってあたしは言うのだけど、彼らにはあたしの声がいつも聞こえない

　絆創膏を全箇所に貼って、5日間は張りっぱなしで生活します。

　いろいろと自分の瑕ばかり目に付いて触り過ぎただけかも知れないから、放っておきます。

　あなたは元気でいて下さい。
　弱って見られないように。
　もし何か見つけたら、何してでも回復できるようにわたしは手を尽くします。　草々不尽

　令和4年1月23日付
　J

11.729光年彼方へ枯渇しても愛を湧かす