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地方空港はちょうどいい

宮崎旅行で楽しみにしていたことの一つが、空港見物だ。

ここからどんな便が出ているのか案内表示を眺めたり(パタパタ反転するアナログの物が良い。)土産物を見たり、旅行気分の人たちを観察するのが好きで用事がなくても空港に行くことがある。

宮崎空港は食に力を入れているという評判だったので楽しみにしていた。

宮崎市内からほど近く、電車も通っているので大分空港に比べると格段にアクセスが良い。施設も一回り大きい。

評判通り、店舗の数が多く専門店もかなりあった。例えば、加工肉類(地鶏や宮崎牛などを使った物)の専門店、天ぷら(すり身をあげた関東風に言えば薩摩揚げ)の専門店、酒類販売店、トロピカルフルーツを使ったジューススタンドなどなど。

厳選されたエースの特産品をつまむことが出来た。(下手な観光地に行くより省エネで良い土産物に出会える。)

空港の中央が吹き抜けになっていて、日向神話を元にしたステンドグラスからの光が最上階から注ぐ。開放的で気持ちが良い。

東京に帰省する時は当然、羽田空港を使うが施設が大きく人も多くてなかなか疲れる。店舗も多すぎて、もう何を選んだら良いか分からない。

その点、地方空港はコンパクトなので搭乗時間ギリギリに着いても大丈夫だ。電車感覚で飛び乗ることができる。

コンパクトな施設に、広くはない店舗スペースに厳選された物産品がぎゅっと詰め込まれ、それでいてちょっと田舎特有のゆるさも漂う地方空港がやっぱり好きだ。

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