『グランメゾン・パリ』を観た。
2025年初めての映画は『グランメゾン・パリ』だった。
『グランメゾン東京』というドラマが昔やっていたらしいが、未修なので
前知識なしでの鑑賞だった。
少しネタバレありの感想を。
いやあね〜
安心して観れた。
最後は三つ星とるんやろってわかっていても面白い。
これはね、大事。
2024年の最後に観た映画が個人的に圧倒的ワーストで
それはそれはつまらなすぎて
サービスデーかなんかで1300円で観て、
「これに2000円払わなくてよかった」とさえ思った映画だった。
映画とは一体…というのを考えさせられたので
ある意味観てよかった。いい経験だったなとおもう。
つまらない映画(主観)を観たことで
「面白いと感じるのって奇跡なんだな…」と再確認し、
そして、何がつまらないと感じて、何を面白いと感じるんだろう?という疑問が出てきた。
そして、『グランメゾン・パリ』。
何か大きなことが起こらなくてもずっと見入っていることに気づいて
どうしてこんなに没頭できるんだろうって考えた。一瞬。
この思考がよぎっているからそのときはちょっと集中力が切れたんだろうけど。
音楽?映像?セリフの間?表情?
そのときどんなシーンだったっけな。
どうしてこんな態度を取るんだろう、どうしてそうなるんだろう?
とか、いろいろ考えていたんだろうか。
とまあ、2時間あっても全く飽きのない映画でした。
すばらしい。さいこう!
観てから少し時間があき、メモも特にとっていたなかったから
覚えているところだけ。
倫子「もう諦めよう、無理だと思う」みたいなセリフのところ、鈴木京香さんの演技がすごく好きだった。
本当に悔しくてだけど気高く振る舞っている感じ。
プロの俳優に「うまい」っていうのも失礼な話だけど、笑顔だけど涙を流しているその絶妙な表情がすごいなぁとおもった。
あとね〜人を信頼して任せるってすごい勇気だよなって。
自分一人でやったほうが無駄な心配はいらないし確実ではあるけど
チームでいる以上いつまでもそれでは耐え得ない。
みんなを信頼して、俺の店から俺たちの店になった料理を
「このお店ならでは」と言わしめたところはにっこりした。
こっちまで報われた気持ちがした。
あとね〜
オク・テギョン氏がカッコ良すぎたな〜〜〜〜〜
映るたびに格好良かった。
いろんな国の人が1つの店で共存していて
いろんな言語が飛び交って
フランス語同士、英語同士だったり
はたまた日本語と韓国語だったり
そういうのがいいな〜っておもった。
ルーツの違う人たちが、母国語でも母国語じゃない言語でも
普通に話して、コミュニケーションを取れるのが。
そこにお互いを尊重し合っている感じがあるのがいいんだろうね。
あとフランス語で言っていることと字幕に書いてあることが
ちょっと違うんじゃない?と思うところがあり(フランス語わからないのでなんとなく)
文化が違うと訳し方も変わるところがやっぱり面白いなと感じた。
直訳じゃなくて、その文化にあった訳し方っていうのがね!
そんな感じ!
2025年1本目の映画『グランメゾン・パリ』
気持ちのよい映画でした。
今年もたくさん映画観るぞ。