ポルトガルの詩人マティルデ・カンピーリョ
過ちは…私は本当に、過ちは建設だと思います。まさに昨日、そのことを考えました。何かが私の道をさえぎるんです。それは建築物を破壊します。あるいはそれはその建築物の一部です。私の人生のここ数年間、振り返って見ると、過ちが起こるときはいつも、人生の歩みが刷新されるんです。新たな始まりがあって、でも後になってもう一度見ると、正しくは新たな始まりではなく、読点であり、必要なものだったんです。過ちとは建設なんです。そう、私は自制して、できる限り過ちを減らすように努めることはできる。それはベケット的なことです。再度過ちを犯せ、より良く過ちを犯せ。
私はそのように努めます。でもこれを否定はしません。私は過ちが起こらないようにしておくことはしません。過ちは私のために多くのことをしてくれたのですから。