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【23-24シーズンついに開幕‼】昨季B2王者との開幕2連戦を振り返る


遂にこの日がやってきました✨

Bリーグ2023-24シーズンが開幕しました🔥🔥🔥🔥

我らが琉球ゴールデンキングスの日本一で幕を閉じた22-23シーズンからはや5カ月!
私としては去年くらい過去のことに感じちゃってますが、いうてここ半年くらいの出来事なんですね~(笑)

気持ち新たに新戦力を加え、再びチャレンジャーとして挑むキングスは、10/5先出し開幕という事で、昨季B2を制した肩書を引っ提げB1に殴り込んできた”佐賀バルーナーズ”と対戦!!

今年8,000人規模の新アリーナを開設して勢いに乗る新星を相手にキングスはどんなゲーム運びを魅せたのか、興奮冷めやらぬままに振り返っていきます(^O^)/





◇試合結果


G1 佐賀 63 - 80 琉球  WIN


●G2 佐賀 79 - 80 琉球  WIN


◇Bリーグ王者たる実力を魅せつけたG1


皆さんご承知のとおりキングスは大黒柱クーリーとエース今村日本人ビッグマンのヒューを欠いた状態で開幕を迎えています。

GAしかしキングスはプレシーズンマッチから準備を続けていたロスター陣だけで快勝と言えるゲーム運びを魅せ、開幕から上々↑↑の滑り出し。

なんといっても新加入”ヴィック・ロー”が加わることで昨季以上のポジションレスな守りを披露し、B1トップのDF強度を示しました(。-`ω-)

佐賀はプレイメイクの中心を担う外国籍PG”レイナルド・ガルシア”のペイントアタックから日本人シューター達も使いつつ広く得点の機会を生み出すスタイルでB2を制したチーム。

しかし外国籍PGは元々B1で3年ほど前から流行り始めたスタイルであり、キングスの選手達からすれば守り慣れているわけです(笑)
B2ではガルシアを止めきれる日本人選手はいなかったかもしれませんが、B1トップクラス帯、特にキングスメンバーはほとんどの選手達が彼のようなドライブを得意とする選手のコースを潰すのがめちゃんこ上手い(^ω^)

結果的にガルシアもトランジション時のドライブ以外で得点機会に恵まれず、PnRを使うか中途半端になってからのターンオーバーを生じさせることに成功します。

また、新加入で今季帰化登録を完了し、かつてB1でも大活躍をしていた”ジョシュ・ハレルソン”をセンターに置いているものの、彼からのパスで展開したい佐賀のゲームプランに対して、ことごとくパスコースを潰すDFはお見事といったところでしょう👏

全体的にDFが突き刺さり、気持ちよく3Pを打たせることなく、終わってみれば3P(2/25)というある意味驚異的な数値を記録しました(;´・ω・)

対するキングスのオフェンスでは、岸本・松脇3P(4/10)に期待の若手タマヨ3P(4/4)で続き、チーム全体で35%の成功率を残しました(ジャッカンヒキマシタ)

主に日本人選手+ローが主要得点源となり、出場選手5人が二桁得点を記録する圧巻のパフォーマンスで勝利を手にしました👍



◇OTまで縺れる激戦となったG2


連勝がかかるG2では、シュートタッチに苦しむこととなりました(;´・ω・)

1Qより岸本がG1と同じ左45°の位置から3Pを決め幸先よくスタートしたかに思えましたが、松脇やタマヨにシュートの当たりが来ない時間が続き、対する佐賀のガルシアのドライブやハレルソンの3Pで7-0ランを許す展開。

ですがDFから建て直すキングスはタマヨのOFリバウンドからの得点やG1で得点のなかった田代の3P、カークのインサイドで加点。
佐賀もG1で苦しんだシュートタッチに改善があり、特にハレルソンと角田の3Pが次々と当たることで、リードを許さないまま前半を終えます(^^;)

3QはスタートよりカークのPnRからのインサイドアタックが連続で刺さり、7-0のランで逆転に成功するも、角田の3Pとチャイルズの2Pで再び点差を戻します。

4Qを2点ビハインドで迎えたキングスは、田代の2本目の3Pと序盤からタッチに苦しんでいた松脇の3Pから点の取り合いで粘ります。
佐賀はこの時3P6本の活躍を魅せるハレルソンをベンチに下げ、日本人ビッグマンの満原とチェイス・フィーラーを投入。
インサイドの強度が落ちるこのタイミングでキングスはダーラムのドライブによりファールを重ねスペースを作り、オープンとなった岸本の3Pで再逆転に成功します🔥

その後お互いに点を入れ合い、2点ビハインドのまま残り1分20秒の場面で、岸本の放ったシュートが外れたところをローによる”人外プットバックダンク”で同点にし、キングス得意のオーバータイムに突入(笑)

OTではダーラムの3Pで一時優位なシチュエーションとなるも、ガルシアに対してローが3Pのファールでフリースローを与えます(;^ω^)

その後3点ビハインドでシュートが決まらない状況が続いていたところを、松脇のショットクロックギリギリ3Pで同点👌

佐賀の最終ポゼッションとなった場面ではダーラムがフィーラーのインサイドアタックをクリーンブロックで防ぎ、その後ガルシアから受けたファールのボーナスショット(FT)をきっちり沈めて勝利を手にしました( ̄ー ̄)




◇あらゆるしがらみから解放された琉球の魂


G1における”岸本隆一”のパフォーマンスは圧巻の一言✨

1Q早々にローとタマヨの”フレックススクリーン”を受けてボールマンのダーラムに近づき、ハンドオフ→ピックでDFを剥がすも、相手の手がかかってしまいますが、3Pを沈めさらにAND1👌🔥


ここから岸本のシュートタッチが加速し、”ダブルステップバック”や約3m以上離れた位置からの”ディープスリー”といった豊富なバリエーションから繰り出す計4本の3Pで、駆け付けたキングスブースターを沸かせました(^^)/

これに関しては間違いなく”ロー”の加入が大きい。
彼がサークルの外でボールを持ち、コントロールすることで岸本はシュートを狙いに行きやすくなります。
ローも3Pを高確率で射抜けるため的を絞りにくくなり、DF側からすると二人が出てる時間は”外れることを祈る”しかない状態となるでしょう(笑)

またこの日のキングスは以前より苦手としていた”3-2のゾーンディフェンス”を組まれたことで、攻めあぐねてしまう時間帯があり、20点差を付けていた第3Q終盤に一時8点差まで詰められる展開となりました。

しかしここで投入された岸本がキレッキレのドライブ突破でゾーンを崩し、タマヨの3Pをデザインするワンプレーで再び点差を引き離す仕事ぶりを魅せます(。-`ω-)

ゾーン攻略に苦戦していた牧と荒川の若手PGコンビには、最高のアンサーを掲示した形となり、かなりの刺激となったことでしょう(^ω^)

また、昨季の岸本は基本的にビッグショットを沈めた後も表情が変わらないことで有名でしたが、終始ニッコニコでプレーしていましたね(*´ω`*)
日本一を達成した安堵なのか、どこか”達観”した様子の岸本も、これはこれでカッコイイ

ちなみにG2も同様に1Qから3Pバシバシ沈め、シュートタッチに苦しむほかのメンバーを尻目に【4/10】で成功し、またしても格の違いを魅せつけていましたね(笑)






◇まちょはアカン


琉球が誇る”謎の外国籍シューター”松脇は開幕からやっぱアカン奴でした。

G1開始初っ端からガルシアのドライブに対し、先読みしてコースに入りまくることで簡単にオフェンスを展開させない。
さらには佐賀のリバウンドから速いトランジションにおいても、一目散に追いかけてイージーショットを打たせない徹底ぶり。
まさにチームDFの要と言える存在と化していました(;^ω^)

おまけにコーナー待機からオープンで受けた3Pはほとんど決めるしで、何て”したたかな男”なことでしょう(笑)

試合後ボックススコア見て驚きましたが、コートに立っている間の(+/-)値は、驚異の”36”ポイントをマーク(笑)
実質的にはコート上の支配者と言っても過言ではないんですよね(笑)


彼も今季のキングスにおける”キーマンの一人”であり、今季はハンドラーとしてのゲームコントロールも求められますが、この状態を続ければミスなくこなしてくれそうな予感がしてきます>゜))))彡

G2では序盤からシュートが決まらない状況が続いてタッチに苦しむも、後半の重要局面で3Pを2本成功させ、ハレルソン相手に一歩も引かないDFターンオーバーを誘発。

やっぱりさ、まちょも一度代表に呼ぼうぜトムさん!


琉球ゴールデンキングス公式サイトより



◇ローもやっぱアカン


よくバスケの勉強で拝見させていただいている”BNT”氏のBリーグ記事では、今季オフの「戦力補強ランキング」にてキングスへのロー加入に関し”ホンマにアカン”と表現していました。
※下記キングス欄を参照↓↓↓↓

まぁ正直なところプレシーズンマッチからその片鱗は魅せつけられていましたが、この開幕戦でもヤバさが随所に光っておりました(笑)

先ほどの岸本について書いた時に触れましたが、ボールコントロールできるオールラウンダーの存在は大きすぎます。
一番野に放ちたくない岸本が好き勝手打てるようになりますし、また絶賛覚醒中のタマヨがモノになり、復帰が待たれるヒューも戻ってくれば、よりローのスコアリングが際立つ形も生み出せるようになっていきます(笑)

特にこのG1では3Pの成功はないものの、DFとリバウンドでチームを助ける活躍に加え、MJやコービーの時代を彷彿とさせる”ミッドレンジ”からのシュートをイヤと言うほど沈めてきました(;´・ω・)
結構あそこで得点を繋げたのはこの試合のミソとなる部分と思っていて、困った時の飛び道具となりそうです。

G2のローはもう説明不要の驚愕ハイライトを残しました(;゚д゚)ゴクリ…

こんなの日本バスケで見たことねぇよ(;´・ω・)
Bリーグのレベルどんどんバグっていくじゃん…。

でも個人的にこのプレー語るよりも書きたいことがありまして、それはOT時のローの”プレー選択”の面

正直あんまりじゃなかったですか❓(笑)
相手はファール込んでいるのにドライブ仕掛けず、この日は確率が落ちていたジャンプショット打ったり、ダーラムが3Pを沈めて作ったリードの直後にガルシアへ不必要なシュートチェックに行って3Pのフリースローを与える等。

この辺はなるべく、シーズン前半戦の中で常に良い選択が取れるように改善していって欲しいなと思いました('ω')ノ
まあジェッツいた頃も連勝街道が始まる前は結構チョイスミスが多くて、スタメンを外されてから改善したため、そういうもんだと見ておりますが…(笑)


※ちなみキングスwithローについてBNT氏が一番わかりやすく解説してるのでぜひご覧ください(笑)↓↓↓↓



琉球ゴールデンキングス公式サイトより




◇マック先生の成果が随所にみられる大活躍!!


G1でチーム最長30分越えのプレータイムを貰い、クロージングまでしっかりこなしたフィリピン期待の新星”カール・タマヨ”。

岸本の愛あるパスから3Pを全て沈め4/4(100%)という結果を出し、終わってみれば”15得点”のキャリアハイを記録しました!🔥

中でも私イチオシのプレーは2Q中盤に魅せたスリーを打つと思わせてのベースラインドライブ⇒ワンフェイク入れてからのリバースレイアップ!

この時点で2本の3Pを沈めていたのでプレー選択としては”大正解”💮
彼は基礎的な部分がしっかりしているので、シンプルなプレーですが早々止められることはありません( ̄ー ̄)ニヤリ

また、得点面に限らず元々課題となっていたDF面でも、キングスの約束事であるヘルプローテーションもそつなくこなし、特に”リバウンド”をむしゃむしゃ獲得してくれたのは余りにもデカかった✊
クーリーが出れない中、キングスの強みであるリバウンドのインテンシティを高く保つには、タマヨのように泥臭く飛び込んで貰うしかないです。

さらにこの日はハレルソンら外国人選手相手にも”2ブロック”をキメるグッドディフェンスを披露👍
まさに師匠の”アンソニー・マクヘンリー”が乗り移ったかのようなワンプレーだった思います👏

以前より今季のキングスにおいて一番デカい補強が、カルチャー形成に一役勝っていたマクヘンリーのAC加入だと思っているので、早速成果が現れ始めててヤバし(語彙力)


琉球ゴールデンキングス公式サイトより



◇あの頃のパフォーマンス戻ってきた⁉


G1では積極性を欠いたプレーからターンオーバーを起こしたりがあって、プレータイムの少なかった”キャプテン田代”が、G2ではスコアリングでチームに貢献👍

大ケガを経て2年振りの公式戦二桁得点【12P】ではないでしょうか(*´ω`*)

チームとしてなかなかシュートが決まらない時間帯にオープンでスリーを沈めたり、オフェンスリバウンドにも果敢に飛び込んでそのままスコアリング怪我前のパフォーマンスを思い起こさせるアグレッシブさでした😊

特にステップバックで沈めたスリーなんかは思わず「さすがだ」と声が洩れ出ましたね(笑)

なんなら3Q辺り、ドライブを仕掛けた時にハレルソンの前で急ストップからピボットに切り替えてレイアップにいった場面は、tasuke的に大好物のテクニックです(笑)
やっぱり身体能力より基礎スキルの高さを感じるプレーは憧れますのでね(笑)
軸足が滑ってトラベリングを吹かれはしたものの、2年前エーススコアラーだった頃の田代が戻ってきたと感じました!(^^)!

以前書いたnoteで田代については、”石崎巧の正統後継者”と私は形容しましたが、今季のコンディションなら偉大なレジェンドに一歩近づけるかもしれませんね!✊

田代のスコアリング力が戻ってきたら今村とWエースとして双璧をなす事ができますので、今季はマジで期待してます(。-`ω-)


琉球ゴールデンキングス公式サイトより



◇アルバルク時代を思い出したカーク


クーリー不在のピンチに緊急補強で加入してくれたアルバルクの元大黒柱”アレックス・カーク”

プレシーズンやG1では、上手くチームにハマっていない状態が続いていた中、G2の苦しい時間帯に彼のPnRからの得点やリバウンドでチームはかなり救われました😊

元々献身的にスクリーンを掛けてくれるプレースタイルなため、キングスにフィットするのは時間の問題と思っていましたが、アルバルク時代の”タナカーク”(田中大貴とのPnR)を彷彿とさせる岸本とローのコンビネーションが生まれたので、この一戦がチームに馴染むキッカケとなりそうです👀

また、リバウンド面でも佐賀インサイド陣よりもサイズと腕のリーチがあるため、G2勝利のキーマンの一人と言えるでしょう。


琉球ゴールデンキングス公式サイトより



◇ファイナルMVPは伊達じゃねぇ


G2勝利を手繰り寄せる立役者となったのは22-23シーズンファイナルMVPを受賞したキングス自慢のでぇーベテラン”アレン・ダーラム”🍖

佐賀とのゲームではハレルソンのDFやヨーリ・チャイルズのフィジカルなDFでいつものような”殺人ドライブ”を楽に繰り出せなかった❓ように思えましたが、それでもDFやアシスト、スクリーンに3Pでチームに貢献✨

チームロスター最年長としてしっかりゲームの行方を読みながら最適解のプレー選択をできていた印象です(^ω^)

ローちゃんにして欲しいのはコレよ~(笑)

しかしながら未だ疑問に残るのは、いつもの殺人ドライブがあまり多くなかった部分ですね👀
割とハレルソン相手でも以前はバンバンドライブ仕掛けてファールを誘っていたので、考えられるのは以下の点。

〇チームの成長のため敢えて抑えた
〇若干プレーが重く感じ、リングに向かって伸びていくようなジャンプが弱かった。コンディション不良❓

少し心配ではありましたが、ハレルソンらのDFが良かったと思いたいです(笑)

なんやかんやでG2の試合を決める”クラッチブロック”を成功、フリースローもきっちり沈めてる点を踏まえれば、モーマンタイだと思います👍


琉球ゴールデンキングス公式サイトより



◇色々もったいない気が…


佐賀のロスターバランスはリーグでも割と良い位置にいると思っていて、激戦の西地区であっても最下位になることは考えにくいです(´ー`*)ウン

だからこそガルシアを起点にしすぎているのはもったいないと思うんですよね~。
流石にハレルソンの2連戦平均35分以上出場は長すぎる('ω')

ミッツもっと使ってくれよ(笑)
彼はパスも捌けるし、シュートもかなり上手い。
ガルシアを下げる時間帯のユニットで、日本人の得点とフィーラー&チャイルズwithミッツのインサイドで展開できた方が、的は絞りづらくなると思います(;^ω^)

いかに多くの手札を有しているかが、B1で生き残る術の一つである👊 

昨日他チームの開幕見たけど佐賀は西地区以外なら現状でも大分勝ち星挙げれるように思う。




◇まとめ


待ちに待った開幕だったこともあり乱文が過ぎてしまいましたが(笑)、それだけ今季のキングスには、過去イチ期待できる要素で溢れているという事を感じ取ってもらえたら嬉しい限りです😊

次節は大幅補強を実施した”サンロッカーズ渋谷”戦!!🌞
再び”3BIG”起用を主とするチームとの対戦でハードな展開が予想されますが、試合の中で成長し勝つキングスのバスケを今季も楽しんでいきましょう👍👍👍





ーFinー

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