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season10 25話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

25.『健康で文化的な最低限度の食生活』


 ネモから話を聞いたペパーとボタンにたのまれふたりを呼ぶヨーコ。
 テラリウムドームでサンドウィッチをたんまり食べさせられる。
 ペパーが調理に勤しむ中、ボタンと話をする。

「ヨーコ知っとる!? ブルーベリー学園すごすぎ!」
「ん? なになに教えて?」
「あっ、知らんかった!? さっき調べたんだけど……」

 ボタン、スマホの画面を見せる。

「ここよりもっと下の階層に海底資源開発プラントがあって、海洋研究がおこなわれてたり、海底資源を調査しとるんだって!」
「あー、そういえばシアノ先生が言うとりんさった」
「あっ、そうなん!? そんな有名なん!?」

 ボタン、気を取り直し、

「さすがに学生はそういうとこ入れんらしいけど……、うちらの下で、最新科学が動いてるの、夢あるー」

 が、いつの間にか生徒たちに囲まれていた!
 みんなにサンドウィッチをあげ、落ち着いた後、

「なあヨーコ、ちょっと聞きてえんだけど……」

 ペパー、言いにくそうに、

「こっちだと、ピクニックしてサンドウィッチ作るのって、あんまメジャーじゃないのか?」
「え、ほうかね!? そんなはずないと思うけど……」

 ヨーコびっくり。

「だってうち、アカマツさんの四天王チャレンジで激辛サンド作ったよ? あとアカマツさんとはたまにサンドウィッチの話するし」
「うーん。……だったら俺の思い違いかもな」

 ペパー、言いにくそうに、

「っつーのもな、この前ドームで料理してたら、さっきみたくいつの間にか学園のヤツらにかこまれてて……」
「「ええ……」」
「ソイツら、すげーめずらしそうに見てくるから、オレ恥ずかしくて……」

 ペパー、肩を落とし、

「なんか流れで、全員にサンドウィッチふるまっちまった……」
「え、いいな」

 ボタン、ぽつり。

「いや全然よくねえよ!」
「や、食べるほう」
「あ、食べるほう? そっちか」
「ペパーさん、優しい……」
「いや優しくねえよ! 圧に耐えられなかっただけで!」

 ペパー、ため息をついて、

「サンドウィッチがめずらしくねえなら、なんであんなことになったんだろ? ブルーベリー学園……、一筋縄ではいかねえぜ」
「うーん……」

 と、ここでアカマツも来て、ヨーコの授業で急遽栄養バランス講座を開くことに。

「食堂の料理、おいしいしお腹いっぱいになるけど、栄養バランスいまいちじゃけえね」

 人間にもポケモンにも効く料理の話。

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