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歩いて感じたこと
地方での生活では、1人1台の車を持つことが当たり前となっています。車を持っていない場合、何か事情があるのだろうと考えられ、時には関わらない方が良いのでは⁈とされる風潮も少なからず存在します。
◇たった24時間、車のない生活
2年に一度の車検で、たった1日だけですが、代車を借りずに車のない生活を体験することにしました。車に頼らず、徒歩や公共交通機関を使うことで、普段とは違った視点で街や自分の生活を見直すのが、自分なりの恒例イベントです。
県庁所在地の市でも、車で30分ほど走れば、熊が目撃されるような山奥や、田畑が広がるエリアに行けちゃう。
今回は、車検を依頼した店舗から自宅まで約10キロ。通常、車なら30分もかからない距離ですが、徒歩とバスを使って約2時間かけて帰宅することにしました。
バスの本数が少なく、停留所までの距離もあるため、これを日常的に使うのは難しいと感じてしまう。
電車も、午前中に3本、昼に1本、夕方から夜にかけては1時間に1本という頻度です。主に通勤・通学時間帯に合わせて運行されているため、日常の移動には不便さを感じる。
車に慣れきっているせいか、公共交通機関は学生や高齢者が利用するものという印象を持ちました。
◇高齢者のバス利用
幸運にもバスの時間に間に合い、無事に乗車できました。逃していたら夕方までバスがなかったので、ヒヤヒヤしました。乗客は高齢者が多い、地域では75歳以上の高齢者を対象にしたバスの無料利用制度があり、それを活用している人が多いようです。買い物のために1区間だけ利用する様子を見ていると、日常生活においてバスが欠かせない移動手段になっていることが分かります。
最近、この支援制度に変更が加わるという話を聞きました。新聞によると、年間70万円分のバスを利用するぶっ飛んだ高齢者がいたことがきっかけでしょうか、利用額に上限が設けられるようです。
(一体どこまで移動していたのか気になるところです。)高齢者全体の3割しか利用していない中で、平均利用額は年間2万円に対し、その70万円は際立って異常です。
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バス停が近い地区に住んでいれば便利に利用できるでしょう。しかし、場所によっては数キロ歩かないとバス路線まで行けないのが現実で、まだ車を運転できる高齢者も多くいます。
それでも、頻発する高齢者の運転ミスを防ぐためには、こうした支援制度がもっと利用しやすくなることが必要だと感じました。
新たにタクシー利用も追加されますが、年間1万円の上限では、2、3回使ったらすぐに終わるように感じます。
◇違った視点で見る街並み
バスの乗客と同様に、駅周辺にも高齢者が多く歩いていました。平日の昼間ということもあり、観光客も少なからずいましたが、福島駅前の開発が停滞している一方で、駅構内のお店は賑わいを見せており、訪れる人がいて安心しました。
さて、乗り換えの際に待ち時間が発生しました…電車は夕方までないので、駅でぶらぶらしてからバスへ。
乗った良いが空腹に耐えきれず、途中下車して昼食を取ることに。すでにかなり歩いて疲れていたため、吉野家でランチを楽しむことに。
牛丼も美味しかったですが、何より紅生姜がたまらなく好きなんです!
そこから数キロ徒歩で無事帰宅となりました^ ^
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◇生産性の低下
予想通りですが、移動に時間がかかるのは非常に無駄です。この無駄を解消するには車が必要です。車の維持費や事故のリスクはありますが、地方都市での生活には車は不可欠です。今回あえてその不便さを体験し、公共交通機関を通じて地域を見直す良い機会になりました。
都会に住む人から見れば、地方は不便に感じるでしょう。実際、夏に遊びに行った東京での電車、その便利さに「マジで車なんて必要ない」と実感しました。
普段の生活がどれだけ便利になっているかを再認識するためにも、たまには不便を体験することも大切と感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊