嫌いな店主の飲食店で食べてみた
配達先で、その季節の旬な食材にした料理を提供する飲食店がある。
ポストがなく、配達の際は店内の棚のようなところに、声をかけて置くのですが、以前お客さんに少し近いカウンターに置いたら、『邪魔になんだろ!置くんじゃねぇーよ!』
罵声を飛ばされました。
他の人はバイクの停める位置を、怒り狂って注意されたりと…。
確かにお客さんの邪魔になる行為かもしれません、それはごめんなさい。
そんじゃ外にポストつけてよってのが、私たちの言い分です、言わないけど。
大半の飲食店に郵便ポストなどありませんからね。
私が担当する日は、ランチタイムを避けて休憩の時間帯に“そっと静かに”配達するようにしています。怒られるとこちらのメンタルがやられますから。
◇なぜムカつく店に食べに行ったか
事前情報で店主のみのワンオペスタイル、お水やご飯はセルフ、建物は古く持ち物件かは不明。
市内の繁華街にあり、オフィス街も近くランチタイムは、地銀本社などから食べにくるお客さんが多く見える。
配達時も気を使い、店の前を通るたびに嫌な気分になるのに、あえて食べに行ったのか。
コロナで飲食店が厳しい時も生き残り、常連客もいる…これって料理がめちゃくちゃ美味しいんじゃないのか!?
職場の仲間と話題になります。
◇超絶美味しかった牛タン赤ワイン煮
ランチタイムになる前の11時半、店の引き戸を開けるとまだお客さんは居ない。
“気まずいかなぁ…” 客である自分が気を使ってしまう店内の空気。
「カウンターのそこ…そこに座って」
一切の笑顔なし、指定されたところに座る。
事前に聞いておいて良かった、店内にメニュー表は無いのだ。
外のボードに書いてあるのを見ていて良かった〜「ぎゅっ、牛タンの…なんとかをお願いします…」
ドスの効いた低いトーンで「あいよ…」
このジジイ、カタギ⁈もしかして現役⁈
スキンヘッドだしそう見えてきましたw
すぐに前菜が出てきて、野菜と豆のスープから胃の準備をした所にメインのお肉。
柔くて美味しい!濃い風味のソースも絶妙に美味しい。セルフでよそったライスは麦飯、お肉と合います。
食べる前に料理をスマホで撮りたかったのですが、なんか許可なしに撮ったら…ビビってやめときました。
◇媚びないブレない信念を感じた店主
私の後に入店したサラリーマン二人組、
一人が肉が食べれないようで、魚料理はないの?と、店主に聞いていた。
「外に書いてあるだろ!今日は肉だけだ」
※魚料理の日もある。
サラリーマンは帰って行きました…私たちのような配達員や仕入業者にキツめにものを言うのはあるけど、お客さんにもはっきりと言うんだねぇ…しかも強めに。
料理は絶品!美味しい!
“こっちが提供してやってる、他と味は負けない。入店したらこっちに従ってもらうし、文句は言わせねぇ”
そんな信念を感じながら食べていました。お客である私の気持ちも引き締まる(背中に汗)
◇また食べに行きたい
飲食店でお客だからって、態度が大きくなったり、そのサービスが当たり前感覚なところ私たちありませんか?
今回ムカつくお店で気づいた所ですね。
頑固ジジイのワンオペ飲食店、これから増えるのか減るのか…人手不足もあるし、少しだけでも気を使う気持ちをもって食べに行きたいです。
自分にはないブレない信念、ちょっとだけジジイ店主のファンになりました^ ^
それに料理は美味しかったですから。
実際食べに行って、見方が変化したって記事でした。
今回もお読み頂きありがとうございました!
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