こういうサプライズが東京に欲しかった
『腹落ち』という言葉はあまり好きではないのですが、東京でもこういうことをしてほしかったなと感じました。東京は過去の再現に終始していて、どこか凡庸に思えました。さらに、東京は『ネタ』や『お笑い』を重視する雰囲気があり、少し安っぽく感じました。
一方で、パリはとても『大人』な雰囲気があり、感動しました。オリンピックのようなイベントでは、あのように成熟した雰囲気を持つことが順当だと感じます。しかし、そうなるとマジックやサーカスのような演出も始まりそうですね。
東京では公務員のアピールも行われていましたが、それはどことなくC国的な印象を受けました。日本はC国を目指しているのかな、と考えてしまいますが、日本人の考え方の平均的な部分が見えてきたようにも思います。マスゲームがなかっただけでも、まだ良かったのかもしれませんが、ドローンショーはデジタル版のマスゲームのようにも感じました。
アジア全体として、マスゲームが好きなのでしょうか?最終的には、パリの洗練さに感銘を受けました。つまり、九州で生まれて東京に移る時代は終わり、日本で生まれてパリに行く時代が来ているのではないかと感じました。
今からフランス語を学ぶのは難しいかもしれませんし、経済的にも出国するのは難しいのですが、フランスで学術的なことを学ぶことが良いのではないかと考えています。