きわどいはなし
わたしの胸は大きい
小五からみるみる膨らんだ
嫌でたまらず
サラシで巻いたり
押さえたりした
ブラには抵抗があった
胸を主張する気がした
情け容赦なくわたしの胸は
むくむく育った
中1で好きな男子が出来た
体育祭のあと放課後で
彼がポツリと呟いた
「ブラしな。目の毒だ」
赤面した
徒競走のとき、わたしの胸は
ゆらゆら揺れてた事を知る
速攻、ブラ探し
無い無い
合うサイズが無い
当時はCカップが限界だったのだ
当然 はみ乳となる
中学生の頃はまだ誤魔化せた
セーラー服の木地は厚い
おまけにタイで隠れる
高校生になり白いブラウスになった
透ける透けてる
ブラもはみ乳も
見えるではないか!
彼がポツリと呟いた
「水泳の時な、乳首まで見えてるしな。
気にすんな」
そっか、水着にはカップが付いてなかったのだ…
はみ乳どころじゃなかったのね
「男は女の身体を見る生き物だ」
慰めにもならない彼の言葉に
愛を感じた日
カップのサイズが増え
わたしの胸は
きわどくブラに納まっている