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フラジリティ

誰もが持っている弱さ、切なさ、儚さ、脆くて危うい属性。
多分、こうしたフラジリティを共感出来る人が、恋人であったり
親友であったり
場所なら、忘れ難い記憶の都。
普段、忘れているのに、ふっと思い出す場所。
切なくなる様な場所。
「どうして、その絵が好きなの?」
「切ないから」
いたってシンプルな感覚かも知れない。
人と人との関係に於いても
心の琴線に触れるってのは、もしかしたら、そうした弱さが
共振するって事なのかも知れないな、と思う。
同じ時代を生きたってだけで、多くを語らずに分かり合える要素は
多い。
共感って、結局、個々の感覚、隠れていても確実に誰もが持っている
フラジリティが土台なのかなと
感じる今夜の私。
父の石は、彼にとって、弱さ、切なさの象徴だったのかも知れない

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