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雑記と私#66:泣けるお話

最近涙腺が緩い。とにかく緩い。
「え、なんでこんな事で涙出てくんの?」
っていうくらい制御不能になりつつある。

私は映画やドラマなどではあまり泣けない人間
だった(過去形)。リアルだと感情剥き出しで
泣く事もそれなりにはあったが。

そんな私でも個人的に「これは泣ける!」と
思ったものを3つほどご紹介しよう。

なお、ここからは自分を剥き出しにして書くので
読みづらければ申し訳ない。

※以下『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』
『仮面ライダードライブ』『光る君へ』の
ネタバレが含まれます。
閲覧の際はご注意ください。
…ってこの時点でもうネタバレやん?!

















《ここからネタバレ》



『仮面ライダードライブ』45~47話(最終話)

「人間がくれた大切な物」を
”ダチではないダチ”に託すチェイス。
そして…「チェイスゥゥゥゥゥ~ッッ!!」

大好きなんですよ、詩島剛役の稲葉友さん。

『仮面ライダードライブ』の最終盤、自らの
野望のために電子頭脳に身を落としてまで暗躍を
続ける蛮野博士と、その野望を食い止めるため
決戦に臨むライダー達、そして一時的に手を結んだ
ロイミュード(怪人・機械生命体)の幹部組。

戦いの中、人間とロイミュードは”分かり合える”
存在としてストーリーは描かれていく。
しかし、そんな相互理解の末に待っていたのは
あまりにも悲しく、儚く、切ない「別れ」。

最終回に至るまでの3話はそんな”泣き所”の
オンパレード!
脚本の三条陸さんはダイナミックなアツい展開と
緻密に張り巡らされた伏線などに定評のある
私の大好きな脚本家さん。
三条先生、時々思いっきり泣かせにくるんですよ。
ドライブのクライマックスはそんな”三条先生”が
「これでもか!」と云わんばかりに”三条節”を
叩き付けてくる。
チェイスが、メディックが、そしてハート様が・・・。
特にハート様は”人間以上に人間臭い”その生き様を
最後まで貫き通して満足気に散っていく。

…これヒーロー番組ですよ?
私、独り身だから朝から泣いてても問題ないけど、
子供と一緒に観てるお父さんとか泣きだしたら
「お父さん、どうしたの?」ってなりません?
ちょっと心配になります・・・。

え?ブレン?そんなヤツもおったな。
お得意のスーパージャンピング土下座煽りでも
しとけばえぇんちゃう?(膝壊すなよ)
あとね、朝から馬場ふみかはエロい(黙れ)。


アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』
(2020年版)第77話「大勇者の復活」

アニメ版のこのカット、いい物が見つからなかったので
原作コミックから。ここのハドラーも好き。
連載時はこのシーンが年末最終号のラストカットで
ここから新年最初の号まで2週間おあずけ!待てない!!


あ、これまた三条陸さん脚本作品やん。
よっぽど好きなんやな、まぁいいや。

もはや説明不要(・・・ですよね?)の名作・名シーン。
…なワケですが、私がここで取り上げたいのは
”2020年版のアニメ”でのこのシーン。

何故そこに言及する必要があるのか。

ファンは「30年待たされた」んですよ。
アニメーションとしてのこの場面を観るために。

”ダイ大”は1991年に1度目のアニメ化。
その時は残念ながら放送局であるTBSの
番組編成※のためバランとの対決までで終了。

※よく言われる「スポンサー離れ」はデマです。
”ダイ大”はグッズ・玩具関連の売上はかなり好調で
むしろ惜しまれながらの番組終了でした。

それが2020年、まさかの衝撃のリメイク!
開始前から「全編やる!」と断言したスタッフの
”作品愛”は凄まじいもので、イマドキ全100話を
ぶっ通しで放送するという近年のアニメでは
類を見ない”大英断”、そして生まれた”神”作画。

作中屈指の名場面と、ファンが長年待ち望んだ
名シーンの待望のアニメ化、そして神作画。
30年溜め込んで来た思いがそんなシーンとともに
折り重なって爆発するとどうなるか。

そりゃ泣くって。泣かないわけがない!
涙腺ぶっ壊れるわこんなモン。

アバン役の櫻井孝宏さんの声がものすごく
優しさに満ち溢れてるんですよね、このシーン。
これにもやられる。

まぁ出来れば、91年版でアバンとキルバーンの
2役を演じていた田中秀幸さんが、この後に続く
アバンとキルバーンの決闘を1人で演じている
場面を観たかったなぁ、というのは贅沢すぎるか。


大河ドラマ『光る君へ』第35話「中宮の涙」

見上愛さんの迫真の演技は必見!
何でもリハの段階でもう泣いていたとか。

つい先日の放送回のヤツですね。
大河ドラマ史上に残るといっても過言ではない、
そう思いたくなるくらい私が胸を打たれた場面。

いわゆる”政略結婚”的なカタチで後宮入り。
この時、彰子さんまだ12歳。
様々なしがらみに囚われ、帝の寵愛も受けられず、
自分の胸の内を誰にも明かす事なく過ごす事”8年”。

「源氏物語」とその作者まひろ(紫式部)に触れ、
少しずつ変わり始めた中宮・彰子さまは、たまたま
前中宮との間に生まれた皇子に会いに来た帝に
抑えきれなくなったその思いの丈をぶつけます。

「お上、お慕いしております!」
涙ながらに訴える中宮・彰子さま。

これまで見た事のない中宮の”自我の発露”。
頭に170キロの豪速球をぶつけられて思考が
地球を何周かしたあと、お上は「また来る」と
言って何かを決したかのように一旦去ります。

その後もとめどなく溢れ続ける涙と嗚咽。
見上愛さんという女優の魂を込めた名演技。

涙腺緩んでる半世紀少年オッサンがこれに耐えられるか。
いや絶対ムリやろ!マジで泣いたわ。
隣りに”相方”が居たらドン引きされてたやろなぁ、
ってくらいには泣けた。

あのね、ちょっと自分に重ねちゃったのも
あるんですよね。
ずーっと長い間、自分には手が届かないんだろうな
って人を一方的に想い続ける。
その想いを”ひた隠し”にしながら。
そんな想いが何かの拍子に弾けてしまったら。
そんな事まで考えてしまって余計にダメでした。
感情が入りすぎてこの回はホントにキツかった。
もちろん面白いんですよ。でもね・・・。

中宮・彰子さまは8年。無事成就。
私は・・・別記事のネタバレになるので控えます。

そういえば7年8ヶ月の…って方もいらっしゃいます。
こちらも泣けます、いいお話です。


どなたか私の涙腺、締め直してもらえませんか?
ホントに最近困る、ヘンなところで泣きそうで(笑)

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