ヴァナ・ディールの追憶(エコーズ・オブ・ヴァナ・ディール)第1章 ジュノ:解説編
※初めに
・この記事はFF11、およびFF14のネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。
・当記事はFF14においてヴァナ・ディールに興味をお持ちになった方向けの、FF11の設定やストーリーの要訳です。
・攻略に関する情報は扱っていません。
ヴァナ・ディールの追憶
第1章 ジュノ:ザ・ファーストウォーク
◎第1層:デュナミス=ジュノ(?)
レイドが始まって最初に訪れるエリアは一見ジュノ
下層のように見えますが、不気味な雰囲気とBGM、
登場する敵(獣人を模した石像)などからおそらく
”デュナミス”=ジュノだと思われます。
ヴァナ・ディールにおける”デュナミス”とは霊獣
ディアボロスが作り出した夢(精神)の世界。
本来は「虚ろなる闇」に心を囚われた人々を救済する
ために作られた世界で、夢を司るディアボロスいわく
「満ち足りていて、争いのない世界」でした。
しかし30年前、死に瀕したラオグリムが闇の神の
導きでヴァズのクリスタルに触れ闇の王となった時、
その「憎悪」の影響によってラオグリムの魂の半分が
取り込まれ、デュナミスは変容してしまいます。
闇の王の半身は『Dynamis=Load』として夢の世界に
君臨し、アルタナ連合軍の精鋭部隊”ハイドラ戦隊”や
獣人軍の主力である”フォーローン・バンガード”、
闇の血族の貴族階級で編成された闇の王の近衛部隊
”ダーク・カインドレッド”などを全てデュナミスへと
引き込んでしまいました。
デュナミスはヴァナ・ディールそのものを模して
作られたようで、高難度コンテンツとして各国の
街や闇の王の本拠地ザルカバードなどあらゆる
場所が登場します。
バトルエリアとしてのデュナミス=ジュノはジュノの
最上層である”ル・ルデの庭”でしたが、デュナミスの
成り立ちを考えればジュノ下層も夢の世界の中に
存在しても不思議ではないでしょう。
◎BOSS1:プリッシュ
第1層のボスはFF11きっての人気キャラであり、
他作品とのコラボにも頻繁に登場するお転婆娘
”プリッシュ”です。
ジョブはモンク/白魔道士。
「世界の終わりに来る者」という宿命を背負って
タブナジアの地に産まれた彼女。しかしひょんな事
からその心にある膨大な「虚ろなる闇」が結晶化。
結果彼女はその宿命から外れ、冒険者たちと協力して
真の「世界の終わりに来る者」と戦う事になります。
レイドボスとしてのプリッシュは腕が肥大化するなど
デュナミスの影響、もしくはサレージャの幻覚に
よってか、その姿が歪められています。
とはいえ性格は変わっていないようで必殺技(?)の
”崑崙八象脚・改”(崑崙八象脚はドロップキックだった
のに対して”改”はライダーキック)や”羅刹七星拳”を
放つ時に発する「爆っぜろぉ!」「閃けぇ!」等の
セリフはそのまんまです。しょ~りゅ~けn
白魔道士として高位バニシュガなども使ってきます。
◎第2層:ボヤーダ樹~龍のねぐら
ジュノの東側、ミンダルシア大陸の北東部には
”聖地ジ・タ”と呼ばれる広大な森林地帯があります。
女神アルタナ信仰の聖地であり北には”ロ・メーヴ”と
呼ばれる神殿が建っています。
この聖地ジ・タの神秘的なBGMはファンも多いです。
さて、その聖地の最奥には想像もつかない程巨大な
樹が生えてます。それが”ボヤーダ樹”です。
内部は巨大な空洞になっていて、独自の生態系まで
存在しています。
中にはグゥーブー族のNM(ノートリアスモンスター)
「Keeper of Holidom(聖地の守護者)」やクラブ族NM
「Aquarius」といった強力なモンスターも居て、
特にAquariusは貴重な素材をドロップするために
日夜狩り続けられています。
◎BOSS2:ファヴニル(Fafnir)
ボヤーダ樹の最も深い所にある”龍のねぐら”。
そこに生息するのが真龍族の一体”ファヴニル”。
ヴァナ・ディールでもごく少数しかその存在が
確認されていない真龍族。そのうちの1個体である
ファヴニルにはかつて勇敢な戦士が挑んだ際に手に
していたとされる神剣「リディル」が刺さったままに
なっており、その超レアドロップを巡り冒険者の間で
熾烈な奪い合いが発生していました。
(現在はトリガーポップなので取り合いは不要)
HNM(ハイレベルノートリアスモンスター)に分類
されていた強敵であり、当初は倒すのにも一苦労
でした。今でもソロではかなりキツいようですね。
◎第3層:ル・オンの庭~ラ・ロフの劇場
”聖地ジ・タ”を抜け、そして”ロ・メーヴ”の奥にある
”神々の間”から資格のある者だけが転送される先が
”浮島トゥー・リア”の外縁部”ル・オンの庭”です。
その名の通り美しい庭園としてかつては整備されて
いたであろうそこは、1万年もの長きに渡って誰も
訪れるものはなく、ただ警備用の魔導兵が闊歩する
だけの場所として荒れ果てています。
この浮島そのものが『神の扉』を開くための巨大な
装置であり、中央にそびえ立つ”ル・アビタウ神殿”の
中心部にはそれらを司る”宿星の座”、またル・オンの
庭のさらに外側に点在する”ヴェ・ルガノン宮殿”には
5体のアークエンジェルが待ち構えている”ラ・ロフの
劇場”があります。
またトゥー・リアは四神(麒麟含め五聖獣)の住まう
場所でもあります。
◎BOSS3:クリスタルの戦士
古代ジラート人がクリスタルから五感を特化させて
生み出した人工生命体、それがアークエンジェル
(Ark Angle,”AA”)たちです。
現在の人間5種族は古代人類が地下に存在する5つの
クリスタルの影響を長年受け続けた結果、現在の姿に
なったものですが、AAたちは各クリスタルから
直接その力を引き出しているため、内包されている
「心の闇」もより強く反映されています。
それぞれが複数のジョブの能力を持ち、その力は
神に匹敵するとまで言われています。
彼らはアーク・ガーディアンと呼ばれる通り、浮島
トゥー・リアを警護するため5箇所にあるラ・ロフの
劇場で冒険者を待っています。
また高難度クエスト「神威」ではフルアライアンスで
彼ら5体と同時に戦うというバトルが展開されます。
この第3層での戦いは「神威」の再現となります。
AA HMは最後に廻すのがいいのかな、FF14でも。
・Ark Angle HM(ヒューム):戦士/忍者
『内なる「無知」が、おまえたちをうつろにする…』
・Ark Angle EV(エルヴァーン):ナイト/白魔道士
『内なる「驕慢」が、おまえたちを腐らせる…』
・Ark Angle TT(タルタル):黒魔道士/暗黒騎士
『内なる「怯懦」が、おまえたちを押しつぶす…』
・Ark Angle MR(ミスラ):シーフ/獣使い
『内なる「嫉妬」が、おまえたちをかじりとる…』
・Ark Angle GK(ガルカ):侍/竜騎士
『内なる「憎悪」が、おまえたちを焼きこがす…』
◎第4層:ズヴァール城・王の間
1万年前に引き起こされた「メルト・ブロー」により
不毛の地となったクォン大陸北部”ザルカバード”に
建つ獣人軍の本拠地がズヴァール城です。
20年前の「水晶大戦」では激戦が繰り広げられ、
ついに闇の王は討ち果たされた、ハズでした。
◎BOSS4:闇の王(Shadow Lord)
棺から起き上がるのはFF11での復活~決戦シーンの
再現となっています。
ある悲劇により生まれた1人のガルカの成れの果て。
その身に宿した「憎悪」の炎は自らの身体すらも
焼き尽くそうと『内破』を続けます。
途中で鎧を纏った姿になりますが、あれは20年前の
「水晶大戦」時の姿です。
「水晶大戦」において闇の王を倒せたかどうかで
歴史は分岐し、二つの歴史はそれぞれの存亡をかけて
時空を超えて争う事になるのですが、それはまた
別のお話。
また終盤2体の分体を造りだしますが、あの技は
本来デュナミスに居る彼の半身が使う技です。
闇の王との戦いをもって
『ヴァナ・ディールの追憶』第1章は終了します。
しかしサレージャはすでに次の手を用意している
様子。そこには古代人の王子たちの姿も?
次回は考察編をお送りします。