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雑記と私#98:私と書店離れ

最近、めっきり書店から足が遠のいてしまった。

もちろんコロナ禍など、色々とそうなってしまった
原因は考えられるのだが、それにしても、だ。

以前は仕事帰りや休日など、何か目当てがなくても
何となく書店をぶらぶらと巡ったりしていたものだ。
それがここ数年はこれと決まったものがない限り
書店に足を向けることがなくなってしまった。

何故こうなったんだろう?

そう思ってふと書棚を見る。
「あ、これだ」原因はすぐに見つかった。

超人ロック/聖悠紀

『超人ロック』

漫画家:聖悠紀ひじりゆうき氏のライフワークともいえるSF漫画。
実に半世紀、50年以上に渡って様々な雑誌に連載され
続けた作品である。

人類が広大な宇宙へと進出する前から数千年の時を
生き続ける伝説の超能力者”ロック”。
銀河に広大な版図を持つ人類、その歴史の陰日向に
現れて猫の散歩から汎銀河戦争の終結まで、あらゆる
事象に干渉してきた”超人”の物語。

私はこの作品が大好きで、連載誌がマイナー誌だった
ためにコミックスの発売日がわからず(調べろよw)
たびたび「新刊出てるかな~」と思い書店を覗きに
行っていたのだ。

その度に書店をぐるっと一周しては色々な書籍と
出会ってきた。一期一会である。

残念ながら聖先生は2年前に亡くなられた。
超人ロックはそこで絶筆となってしまったのだ。

おそらくそこからだろう。
私が宇宙を駆け抜けるロックを追い求めて書店に
顔を出さなくなってしまったのは。

そういえば最近コミックスもあまり買っていない。
それもおそらく一期一会がなくなってしまったから
なのかもしれない。

どうやら私にとって”超人ロック”ロスは思った以上の
影響があったようだ。

ロスとは言ったがロックはきっと遠い未来の銀河で
いつまでも人知れず活躍しているのだろう。
名作は不滅である。


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