ヴァナ・ディールの追憶(エコーズ・オブ・ヴァナ・ディール)第1章:考察編
※初めに
・この記事はFF11、およびFF14のネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。
・当記事はFF14においてヴァナ・ディールに興味をお持ちになった方向けの、FF11の設定やストーリーの要訳です。
・攻略に関する情報は扱っていません。
・この考察はあくまで私個人が考えたものです。
公式とは何ら関係ありませんし、これが正しいという保証はどこにもありません。
ヴァナ・ディールの追憶
第1章 ジュノ:考察編
◎サレージャは何処に居た?
レイド前後のクエストから、ジュノ下層を中心にヴァナ・ディールを模倣した世界やその住人たちを”造りだした”のはサレージャである事がわかります。
サレージャは7.0シナリオの中で利用するハズだったゾラージャに斬り捨てられました。
この時サレージャが落ちた空間、
『時と空間が入り交じる世界と世界の狭間』とは何処なのでしょうか。
おそらくそこは『ウォーク・オブ・エコーズ』ではないかと思われます。
より正確に言うなら『禁断の口』、つまり神獣である”アトモス”の内部という事になるでしょう。
”ウォーク・オブ・エコーズ”はFF11拡張ディスク第4弾『アルタナの神兵』にて登場する異次元空間です。
”神獣アトモス”は異次元に存在しヴァナ・ディールを常に監視しています。そしていくつも枝分かれする「可能性の未来」のうち不要な未来を喰らい、世界を安定させる役割を果たしています。アトモスによって”喰われた未来”の破片が降り積もる場所、それがウォーク・オブ・エコーズです。
”禁断の口”は言うなれば神獣アトモスの触手の先端が現実世界に現れたものであり、現実世界と異次元を繋ぐゲートのような役割を果たすものです。
”ウォーク・オブ・エコーズ”にはヴァナ・ディールという世界の様々な「失われた未来の記憶の残滓」がそこら中に広がっています。
”禁断の口”でサレージャは現在のヴァナ・ディールや取り除かれたその記憶の残滓を見たのでしょう。
そしてその記憶を自らの幻惑魔法とエレクトロープを使って再現したものが『ヴァナ・ディールの追憶』ではないかと考えられます。
◎エルヴァーンの騎士
エコーズ・オブ・ヴァナ・ディール関連クエストの冒頭から登場する、ケーニヒ(スヴレン?)装備に身を包んだ正体不明、記憶喪失の騎士風の男。
エレゼンとは似て異なる容貌、プリッシュやマムージャ蕃国を知っている事などからFF11の種族”エルヴァーン”である事がわかります。
また関連クエストを進めていく中で彼は少しずつ記憶を取り戻していきますが、プリッシュとの会話を伺っているとどうにも話が噛み合わない点が出てきます。
”彼はプリッシュを知っている”のに”プリッシュは彼を知らない”のです。
それは単にプリッシュが有名人で彼が一方的に知っているとか、そういう類の話ではありません。
彼は「プリッシュと共に戦った」と発言しています。
プリッシュは自身がサレージャによって創られた虚像である事を認めていますし、おそらくそれは事実です。そんなプリッシュですが自身の出生や親友であるウルミアの事に関しては(創られたものとはいえ)記憶を持っています。
では何故”彼”に関しての記憶は再現されていないのでしょうか。
プリッシュが創り出されたのも、プリッシュの虚像が親友ウルミアの記憶を持っているのも、おそらくは二人がヴァナ・ディールの命運を左右する人物だからだと思われます。つまりヴァナ・ディールの歴史がどう進んだとしても、彼女らは歴史の表舞台に登場する運命にあり、その姿は”ウォーク・オブ・エコーズ”からも観測する事が出来るでしょう。
それに対して”彼”は必ずしもプリッシュと共に歩む事になるとは限らない存在なのではないでしょうか。
こちらの”未来”では目ざましい活躍していても、あちらの”未来”では取るに足らない存在なのか。
もう一点。
”ヴァナ・ディールの追憶”の造物主であるサレージャは、”彼”については一切何も触れていません。
ジュノ下層にいる”冒険者たちの虚像”と同様の存在だと考えているにすぎないのかも知れませんが、”彼”が本当にプリッシュと共に戦ったというのであれば、それは「世界の終わりに来るもの」を打ち払った英雄であるという事になります。
世界を救った英雄を覚えていない、観測していないというのは少々不自然です。
そもそも、彼は本当に虚像なのでしょうか。
彼は虚像ではない、本当のヴァナ・ディールから原初世界に迷い込んだ”冒険者”なのかもしれません。
そう考えると「名前が無い(=プレイヤー次第)」のも納得がいくというものです。
◎サレージャの目的とマムージャ
これについてはサレージャ自身も口にしていますが、原初世界における前トライヨラ連王とヴァナ・ディールに存在するマムージャ蕃国の僭主、二つの世界の”同位体”とでもいうべきグルージャジャを1つの存在としてまとめ、己の野望のために利用しようとしているのでしょう。
ヴァナ・ディールにおけるマムージャ蕃国は人間とは敵対しており、東方のエラジア大陸にてアトルガン皇国と常に戦争状態にあります。まぁ主な原因はアトルガン皇国側にあるのですが。
他にも原初世界のヨカフィ族とほぼ同じ姿をしたトロール族もヴァナ・ディールには生息しています。こちらもその傭兵団の一部がアトルガン皇国を狙っている状況です。
トライヨラ連王国の中に黄金郷へと繋がる扉(禁断の口?)が存在しているのも、ヴァナ・ディールと共通の種族であるマムージャ達が存在する事と何か関係があるのかもしれませんね。
◎今後の展開予想
最後に、セカンドウォーク以降の展開について予想してみたいと思います。
ファーストウォークでは主にFF11の初期ストーリーから拡張ディスク第1弾「ジラートの幻影」の一部までを扱っていました。そこにプリッシュ(拡張第2弾「プロマシアの呪縛」の中心キャラ)がゲスト参戦するような形になっていたわけですが、そうなると次回はおそらく「ジラートの幻影」をメインに持ってくるのではないかと思います。サレージャも「古代人(=ジラート人)」の王族を舞台に上げると宣言していますからね。
「ジラートの幻影」のストーリーをそのままなぞるのであれば、二人の王子とは別々に戦う事になると考えられます。
ラスボス”エルドナーシュ”の前には5体のアークエンジェルが立ちはだかるのですが、すでに登場済みですね。
ファーストウォークでは真龍族NM”ファヴニル”も登場していますので、同様に強力なモンスターも一体くらいは出てくるでしょう。ジラートエリアからの参戦で、AAに代わってエルドナーシュの前に戦うのであれば五聖獣の頂点”麒麟”でしょうか。四神はすでにエオルゼアに登場していますから。
さて、ここまでは二人の王子と個別に戦う場合を想定した予想です。
実は後にこの二人の王子を同時に相手にする高難度クエストが「プロマシアの呪縛」のアフターストーリーとして実装されています。
ファーストウォークでAA5体を同時に相手にしていますが、あれも元々ストーリー上は1体ずつ戦うようになっていて、別のクエストとして5体同時に戦うようになったものの再現です。
それに麒麟やエルドナーシュと戦うのはファーストウォークでもすでに登場している”浮島トゥー・リア”の一角ですから、あまり変わり映えしないんですよね。
となると、セカンドウォークのメインは「プロマシアの呪縛」になる可能性があります。すでに参戦しているプリッシュとも馴染みが深い部分です。
最後を飾るのは二人の王子だとしても、そこまではプロマシア関連のストーリーとボス、あるいはNMが登場するかもしれません。
考えられるエリアとボスは
・リヴェーヌ岩塊群/応龍
・フォミュナ水道/ミノタウルス
・アットワ地溝/ショロトル
・アル・タユ/アブソリュート・ヴァーチャー(略称AV)
応龍はファヴニルと被るから微妙かなぁ。
ショロトルとAVは面白そうなので可能なら是非実装していただきたいところです。プロマシアやるのかどうかもまだわかりませんけどね。
他にスカリー三姉妹とかテンゼンも候補になるんですが、ボスが王子たちなので人型ばっかりはないんじゃないかなぁ。
あと流石に”プロマシア(の器)”は出さないと思います。
まがりなりにも神ですし、戦う場所が王子たちと同じ”天象の鎖”になってしまいますから。
というわけで私の予想としては次回のレイドは
『タブナジア:ザ・セカンドウォーク』です。
これで王子たち、ただの前座だったらどうしよう(笑)
それと、サードウォークももう目星がついています。
おそらく最終ボスは融合したグルージャジャ+サレージャでしょうから、舞台はエラジア大陸に移ることになります。そこで拡張第3弾「アトルガンの秘宝」絡みのボスたちが登場し、拠点となる街もアトルガン皇国の皇都アルザビになるのは間違いないでしょう。
『アルザビ:ザ・サード(ファイナル)ウォーク』
こんなところじゃないでしょうか。
以上、ジュノ:ザ・ファーストウォークまでの情報を元にした考察でした。
次回はセカンドウォーク実装後にお会いしましょう。