異性愛の中に溶け込めるよう頑張るセクマイの僕の話
僕は大学生で、セクシャリティはFtX(無性)、恋愛対象は女性です。
この間大学の友達の女の子と2人でテスト終わりにご飯に行った。
元々その子とは一緒に帰る予定だけだった。
その子は僕と学科が違う子で、受けるテストも違うけど、僕と一緒に帰りたいからと僕のテストが終わるまで待っていてくれた。僕の家について別れようとした時に今からご飯行こうよ、と誘われた。
僕もその後特に予定はなかったのでいいよと答えてご飯に行った。
ご飯の時に話していたのはその子の恋愛についての話。
その子には付き合っていないけど、めっちゃ仲の良い幼馴染の男の子がいる。もちろん性的なことはしていないと言っていた。そもそもその子自身が男性から性的な目で見られることが嫌と言っていた。その男の子とは結婚はしたくないけど、ずっと一緒にいたいと言っていた。あんまり結婚に対してメリットが少なくて、いい印象がないらしい。
そんな話を聞いていた時に僕に結婚の話題が振られた。
僕は結婚したいけどできないんだよなという本心を抑え、異性愛に溶け込めるように僕は結婚したいなと話した。結婚するメリットについても話したら、その子が「すごいね。そんなこと考えたことなかった。確かに結婚した方がいいかもね。」と言った。決して僕は結婚した方がいいという価値観を押し付けようとは思っていないし、押し付けたくない。
普段から同性婚のニュースを見たり、同性婚について考えている僕には結婚によるメリットはたくさんあると感じる。
初めてその子に僕の恋愛というか結婚に対する考え方を話した。普段「恋愛どうなの?」と聞かれたことはあるけど、「どうかねぇ」と曖昧な返しでやり過ごしていた。
普段恋愛について喋らないやつが急に結婚はしたいとか話すなんて、ちょっと不自然だと僕がその子の立場だったら感じてしまう。その子はどう感じたのかな。
僕自身も僕が結婚についてこんなにも知っているんだとびっくりした。
日本で結婚したいけど結婚できない僕と結婚できるけど結婚しなくてもいいという選択肢があるその子。
この差はなんであるのだろうか。
僕の結婚観について話せたが、今回の話で異性愛と同性愛の差を感じさせられた。
早く同性婚が認められることを望んでいる。