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新緑と剪定
伸びてきたなと思っていた街路樹が土曜の朝に剪定されている場面に遭遇した。
普段は登校する学生や出勤する人で溢れていて、流れる時間は相当早く感じる。それと比べて土曜日は穏やかな時間が流れる。ランニングをする人、散歩をする家族、大きな犬を連れて歩く人々は、気持ちの良い木漏れ日を浴びて一日の始まりを迎えている。
私は出勤しているのだが。
土曜日の出勤は好きだ。電車が空いているし遅延も少ない。それに加えて天気の良い日は、緑の多い道をゆったりと歩ける。私も素敵な一日の始まりを迎えることができるわけだ。
さて街路樹の剪定と言っても、大きいチェーンソーで余分に伸びてきた枝を刈り取るというものだ。柔らかな緑色の若葉がにょきにょき伸びてきて、春も終わって夏が来たのかと思っていたのだ。そのにょきにょきを可愛いと思っていて、でもこの伸びた葉はどうなっちゃうんだろうと考えていた。
せっかく伸びてきた新しい葉は、はみ出しモノだからと刈り取られるらしい。形を整えるための剪定だから仕方のないことだ。
数週後、にょきにょきと小さく緑が。
また伸び始めた若葉が、自由にのびのびと大きくなることを願わずにはいられない。
四角く整えられたツツジとまだ大きくなりそうなサクラは、次の春にはどんな形をしているのだろう。