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御節料理と好き嫌い

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

毎年、おせち料理を作ってきました。
子どもたちも「豆に田作り、財産を数残して喜んぶ」と言いながら、
黒豆、ごまめ、きんとん、数の子、昆布を並べて、
鯛や海老といった縁起物を並べてきました。
今では定番おせち料理をアレンジして、お酒のアテになるような料理にし、
みんなでお屠蘇で乾杯できる様な、そんな年齢になりました。

小さい頃から、食卓に出したものを無理強いして食べさせた事はありません。
でも一口は絶対チャレンジしてみるようには伝えて来ました。食わず嫌いは一生損する、と教えて来ました。

例えば、これ嫌い、これ苦手、というものを出しても、もしかしたら前回と味覚や体調が違っていたら、今回は食べられるかもしれない、味付けが今回は違うかもしれない、だからとにかく一回は挑戦してみる。
それでやっぱりダメだったら、ぺっと出しても良いよ、と言って育てて来ました。

無理強いしなければ嫌いな食べ物はなくなります。
もちろん、好物はあるでしょうが、食べられないものはなくなります。大人になった時に恥をかかないし、
もしかしたら今まで食べた事のない好物にどこかで出会えるかもしれない。そうなった方が、人生の楽しみが増えるでしょう。

無理矢理食べさる、残したら叱る、好き嫌いをしたら怒る、そんなの大人でも嫌ですよね。食事は楽しく美味しく頂くものだから、無理強いするものではない。
今日は食べられなければ、吐き出せば良いんです。
明日は食べられるかもしれないから。

そうやってプレッシャーを与えずに育てると、
とても料理上手で、何でも美味しく食べられる子に、
勝手になります。

おせち料理が初めから大好物で全部食べられる子はなかなかいないと思いますが、大きくなった時には味わい深く食べられる大人になれるように、
そんな願いが込められたおせち料理もいいものです。


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