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TVドラマの感想 『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』 第4話と第5話

簡単なあらすじ

森のような公園で死体が発見される。
被害者は黄色いブランケットを被せられていて、胸に12という文字が彫られいた。
死因は絞殺。
被害者は西村圭一郎(三福エンターテイメント)。
カリスマ投資家の奥貫純生(小久保寿人)と一緒に投資ファンドを立ち上げて経理を担当していた。
その投資ファンドは二十億円の損失を出して、カリスマ投資家の奥貫純生は誘拐されていた。
柊(波瑠)は特殊能力カメラ・アイで公園の中に奥貫純生の妻である梨々花(小林涼子)がいたことを発見する。

柊は今回の誘拐騒動が奥貫の狂言誘拐だと判断し、みんなを説得し公開捜査になる。
奥貫は逮捕される。
奥貫が西村を殺したことを柊たちは突き止める。


黄色いブランケットを着た遺体


ユダとキリスト
奥貫純生と妻・梨々花


今回は狂言誘拐と殺人事件の謎解き。
第4話と第5話の2話で完結する。

とてもおもしろかったけど、疑問が残った。
柊達は奥貫の実家で殺人の証拠である血の付いた包丁を発見する。
包丁はビニールに入れてあり、土の中に埋められていた。
誰が埋めたのか?
どうして証拠である血痕を保存するためにわざわざビニールに入れて埋めたのか?
消去法では奥貫の妻である梨々花しかいない。
しかしドラマでは梨々花は夫の誘拐を本気で信じている演出だった。
梨々花は西村を殺したのが夫であることも知らなかったはず。

包丁を埋めたのが梨々花だとしたら、梨々花は警察に夫の殺人の証拠をわざと発見させることが目的ということになる。
梨々花が夫を警察に売った動機は何だろう?



西村が奥貫に殺された理由は、西村が奥貫を殺そうとして逆に殺されたから。
だから奥貫からすれば正当防衛。



奥貫はカリスマとして顧客から神のように崇められていたことになっていて、顧客の1人である高級外車のディラーから車を無償で借りいることになっていた。
しかし柊が十字架のキーホルダーを記憶していて、信者の裏切りに気付いた。
外車ディラーは無償ではなく、有償(かなり多額)で車を貸していることが判明。
奥貫はすでに信者からの信仰が無くなっていたという演出だけど、西村が奥貫を殺そうとした動機との関連がわからない。

回想シーンでは西村と奥貫は取っ組み合いの末に絞殺になっている。
それなら西村の遺体や服には奥貫の指紋やDNAの付いた皮膚片が付いているはず。
鑑識は調べなかったのか?


しかし今回もストーリーの展開としては、とてもおもしろい。
同じチームの瑞江律(柏木悠)が殉職したことで、穂村正吾(森本慎太郎)が暴走して勝手な捜査をしようとするが、柊は説得して止める。
瑞江と一緒に捜査をして重症を負って入院している木皿啓介(倉悠貴)は焦りと落ち込んでいたが、柊の激励でやる気を取り戻す。
土屋健次郎(山本耕史)も犯人に対して熱くなる。

柊達は誘拐の線で捜査していた特殊捜査班と激しく対立するが、上司である赤松係長(菅原大吉)を必死に説得して、自分達の捜査を優先してもらう。
熱いドラマだ。

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