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うつで休職。その後リワークに通った感想1/3【一連の流れ】

前置き

 私は以前うつで休職したことがありましたが、復職する前の数ヶ月間リワークというものに通っていました。
   リワーク(リワークプログラム)とは、うつ病や適応障害といったメンタル不調により休職した人が復職するのをサポートする施設(もしくはクリニックや企業内のプログラム)です。全く働いていない状態からフルタイムで働くのはハードルが高いため、このように休職と復職の間に、仕事のリハビリみたいなことができる施設があります。
   本記事ではリワークに通って率直に感じたことを書いていきたいと思います。
※注:本記事はリワークに通っていた一利用者の率直な感想と捉えてください。偏見などもあると思いますので、今後リワークに通う予定のある方は、この記事だけで判断せず、複数の情報を調べて自分に合った選択をすることをおすすめします。
(参考までに、通った時期は2020年頃です。ただ、過去のリワーク参加者のレポートを読んだ感じだと、少なくともここ10年くらいはリワークプログラムの内容に大きな変化はないと思います。)
 なお、一つの記事にまとめると長いと思ったので、下記のような感じでこの記事を含めて3つの記事に分けて投稿したいと思います。
【今回】1.一連の流れ
【次回】2.プログラムの内容
【次々回】3.モヤモヤしたことあれこれ

1.一連の流れ

~リワークを利用した時の一連の流れと、思ったことなどのまとめ~

◆休職した経緯
 仕事が忙しかった頃、心身の不調を感じるようになる。症状としては不眠、集中力低下、気分の落ち込み等。仕事や生活への支障も大きかったので病院を受診し、うつと診断を受け休職。

◆リワークに通うことになったきっかけ
 会社を休職して数ヶ月経ち、復職の話が出てきた頃、会社と病院の両方から、「いきなり復職するよりもリワークに通った方がいい」という話をされたため。

◆施設選び
 確か、病院から勧められた施設が自宅から近いところだったのでそこに決めたような気がします。

◆見学
 1時間程度見学しました。

◆入所のための手続き
 細かいことは忘れましたが、市役所で手続きをしました。

◆通う時間帯、通う頻度
   プログラム開始時間は9時半くらいで、終了時間は15時過ぎくらい(だった気がする)でした。もちろん休憩や昼休みもあります。丸一日参加したとしてもフルタイムの仕事よりは短い感じです。
   通う頻度は最初は少なく、週2〜3日かつ午前中のみといった感じで無理なく通えました。徐々に増やしていって最終的には週5日午前午後両方とも参加するようになりました。
   通う期間は人によります。1〜2ヶ月くらいで終える人もいれば、1年もしくはそれ以上(正確には分かりません)過ごしていると思われる方もいました。

◆プログラムについて
   リワークの内容(プログラム)は種類が多く、この記事内に書くとごちゃごちゃしてしまうので、詳細は次の記事でまとめたいと思います。
   ざっくりどんなことをやったかというと、
・認知行動療法
・対人関係療法
・アンガーマネジメント
・メタ認知
といった心理学(?)的な講義やディスカッションが多かったです。
   他には、わりと気ままにできるコラージュや、ウォーキングなどの軽運動もありました。

◆ルーティン的な発言の機会がある
 発言を求められる機会が結構多かったです(施設によっても違うようです)。どういうものかというと、
 ・朝、昼、帰りに今の気持ち・気分をみんなの前で言う
 ・各プログラム終了時にも感想を言う
と、度々感想を求められるスタイルに戸惑い、最初の頃はストレスが半端なかったです。だんだん慣れてはいきましたが、こんなにたくさん発言の機会を設けることに何か意味があるのだろうかと、ちょっと疑問に感じました。

◆施設による違い
 上記ともちょっと関連しますが、リワーク施設によって、人と関わる機会の多さに差があるようです(他のリワーク施設に通っていた経験のある人から聞きました)。その方曰く、人との交流がほとんどないことでモチベーションが下がってしまったため、施設を変えたとのことでした。ここら辺はだいぶ人によって意見が異なるんじゃないかと思います。私の場合だと人と交流が多いのは疲れてしまうので、逆に交流が少ない施設だったら良かったのにと思ってしまいました。

◆利用者の年齢層
 20〜60代くらい。特に20代〜30代が多かった印象。

◆リワークに掛かった費用
 1ヶ月あたり9000円くらい。自分の負担額はこの金額ですが、本来の費用は20万円を超えていて、えらい高いなと思いました。人によって(非課税世帯の人だったような気がする?)は全額免除されているという人もいました。

◆定期的な面談
 定期的に職員の人と面談をします。通い始めであれば、今後どのような感じで通うペースを増やしていくかや、慣れてきた頃であればいつ頃復職したいかといった話をします。

◆そして復職へ
   面談を経て、本人の希望と職員さんの見解を踏まえて復職に向かいます。私はというと、リワークを終えて一度は元の職場に復職したんですが、結局長くは続きませんでした...。自分がどうするべきだったかという反省点等が色々ありますが、それは別の記事にまとめたいと思います。
 今回はここまでです。次回(プログラムの内容)に続きます。

↓次の記事

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