日記#1
自己満足で済ませようと思ったはいいものの、結局いいね欲しさで眠れなくなってしまった。
我ながら承認欲求の深さに喫驚する。
眠剤を飲んだはいいが、頭が疲れすぎて眠ろうとすると脳が拒否する感覚を何度か繰り返した。こうして下らない文章を書いているときは眠気が近くで手招きしていると言うのに。
ちくしょう。
今日こそは早く寝てやるつもりだったのに。
けれど、その前は夜更かししようと目論んでいた。なぜなら数少ない友と電話する予定があったからだ。でもそれも結局有耶無耶になって消えた。
もうどうでもよくなって酒でも飲もうか、とも考えたがすぐに却下。
眠剤飲んだ上にベットの外なんか出たら足が寒さで千切れてしまう。
結局何もできないし憂さ晴らしに大声で歌でも歌って近隣住民に迷惑かけてやりたい気分だ。
気が小さいくせに思う事は一丁前で良い歳して恥ずかしくないの?ともう1人の自分に良く問われる。あ、二重人格ってわけじゃないよ。
もう眠気がそこまできている。
これを書き終えたら直ぐまたどこかへ逃げるくせに。
眠気ってやつは気まぐれなやつで、しょっちゅう人の事をおちょくってきやがる。
今日だって昼間にはべったり甘えてきて鬱陶しかったのに、夜になったらぷいとそっぽ向いてしまう。と、思ったら近くにすり寄ってきてからかいやがる。生意気で少し可愛げがあるから困ったものだ。
キスしておやすみ良い子って言ってやれば少しは落ち着いてくれるんだろうか。
いや眠気に対して何言ってるんだ。
こいつのせいでちょっと馬鹿になってしまったかもしれない。
まあ馬鹿なのは元からか。
こんな文を書いてたら、というより文字を打ち込む、の方が正しいか。
あと35分もすれば朝のお出ましだ。
どうもこいつは好きになれない。
いっときは爽やかさを感じれて少しばかり良い気持ちにはなれたが、もうこの感情は消え失せた。
朝ってやつはどうも自惚れな奴だと思う。
みんなが皆、自分の事を好きだと勘違いしている。だから毎日懲りもせず鬱陶しい笑顔でやってくる。たまには休め。いいや休んでくれ。
それと比べて夜は謙虚な奴だと思う。
なぜかって?そんなの好きだから、それだけだ。
なんだか寝るのが馬鹿馬鹿しく感じてきた。
文字を打っている方が何倍も楽しいじゃないか。評価されなくとも良いなんてのは思っちゃいないけどさ。
でも眠い、流石に抗えなくなってきた。
やっかいなものが多いな、嫌いじゃあないけどね。さてとうんこでもして寝てやろう。めいっぱいして便所でも詰まらせてやろう。そして屁でそれを通してやるんだ。