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[読書録]残業の9割はいらない(本間浩輔 著)

ヤフーが実践する幸せな働き方

 2017年「働き方改革」ブームの中、著者が役員を務めるヤフーの取組みについて、どう向き合ったかが書かれている本です。

 著者は、本書で残業の減らし方を解説するのではなく、「アウトカム(成果)」で社員を適正に評価する「正しい成果主義」に基づいた働き方の試案を提示したい”と書いており、ヤフーが導入した「週休三日制」の課題などについて著者のこれまでの経験を踏まえて書かれています。

 本書の中でたびたびできてく「成果主義」ですが、職場内での仕事量の差と評価(給与)や時間に給与が払われていることや、評価制度も5段階ある場合真ん中の人がほとんどで一番上と下がいないということから、「儀式と化している」と著者の言うことに共感する方も多いのではないかと思います。

 出版から数年たった今もあまり変わっていないような気がする働き方ですが、会社視点の働き方について、興味持たれましたら、読んでみてください。

 典型的日本企業でしか働いたことはありませんが、いろいろな種類の仕事をしすぎなのではと思っています。もっと一つのことに集中すれば、それだけ効率が上がるような気がしています。
 そんな状態なので、一つのことを早く終わらせても、早く帰れたりはしない感じです。
 一つ一つの仕事の難易度や個人の能力などを把握して、部下を管理できているスーパー管理職ってどのくらいいるのでしょうか? 

 本書は会社でも上の方の話ですが、1年の多くの時間を仕事に取られているため、働き方については試行錯誤していきたいと思っており、いろいろな考え方をしれる良い本だと思います。



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