鳥山明先生追悼 ファミコン世代を簡単に見分ける３つの設問
ファミリーコンピューター発売されたのは1983年7月15日で今年で４１周年になります。
広義のファミコン世代は発売当時５歳～１８歳（幼稚園年中組～高校３年生、1965-1977年生まれ）くらいを指すそうです。が
1971年度生まれ有野課長と同世代の自分などは発売当時小学６年生だったのでまさにこの世代でした。
最近、ファミコン発売当時の記憶が殆どなくファミコンソフトだけを収集して
ファミコンに詳しいつもりでいる自称ファミコン世代が増えてますが
個人的に彼らをネオファミコン世代と呼称してます。
ネオファミコン世代というのは発売当時の記憶はない代わりに中古のファミコンゲームで遊ぶ機会が多かった世代に対する形容詞と考えて貰えれば幸いです。
自称ファミコン世代がほんとにファミコンリアルタイム世代だったのか？ネオファミコン世代なのかを簡単に見分ける方法として
自分は３つの設問があると考えてます。
その１つ目は
１、Drスランプを見ていたか？
Drスランプ連載（1980年5・6合併号-1984年39号）
アニメDr.スランプ アラレちゃん（1981年-1986年）
Drスランプ連載終了したのはファミコン発売後でありアニメ放送終了したのもファミコン全盛期頃なので
リアルタイム世代はドラゴンボールだけでなくDrスランプに精通していて当然の作品でした。
２、MSXで遊んだ経験があるか？
MSXは児童用パソコンとして1983年6月27日発売（販売台数は約４００万台）
対してファミコンは1,935万台でMSXはマイナーなハードだったと考えられますが
４００万台という数字はディスクシステムとほぼ同じ数が売れ
ゼルダの伝説などの歴史的な作品も含まれているのでファミコンを語る上でもディスクシステムは決して無視できない普及台数であり
ファミコンをリアルタイムで遊んでた世代は友人の家へファミコンして行くと
時々MSXも持ってる友人もいたのでほぼ確実にファミコン世代はMSXでも遊んだ事があると言えるハードでした。
堀江貴文氏、西村博之氏のファーストPCはMSXだったそうです。
ちなみに自分もFS-A1を愛用していました。
３、ファミコンリアルタイム世代はドルアーガの塔を糞ゲーとは呼ばないのでドルアーガの塔を批評させてみる。
ACドルアーガの塔は1984年7月20日発売で史上初のアクションRPGとして世に出回りました。
なぜドルアーガの塔を糞ゲーと批評しないのか？は
ゲームセンターの1983年度84年度のヒット作品と比較してみれば分かるとは思います。
83年度・ゼビウス マッピー エクセリオン ハイパーオリンピック 10ヤードファイト ジッピーレース
ジョイフルロード フロントライン エキサイティングサッカー リブルラブル ザ・ビッグプロレスリング
エレベーターアクション マリオブラザーズ チャンピオンベースボール ドラゴンズレア
84年度・ドラゴンバスター ちゃっくんぽっぷ ボンジャック マーブルマッドネス ロードファイター
スパルタンX パックランド チャイニーズヒーロー パンチアウト １９４2
スターフォース グレートソードマン
ロードランナー 忍者くん魔城の冒険 ジャイロダイン ハイパーオリンピック'84 出世大相撲 忍者ハヤテ など
83年作品には人為裏技のあるゲームはゼビウスだけしかありません。
エンドレスゲーム：通称永遠に終わらない作品しか存在しませんでした。
84年頃になるとナムコ作品以外からもちらほら人為裏技を導入してる作品があります。
エンディングのあるゲームも徐々に増えてきました。
ビデオゲーム最盛期、過渡期1986年以降とドルアーガを比較したら糞ゲーと評価されても仕方ないのですが
83年度84年度のヒット作品と比較してもドルアーガの塔はビデオゲーム黎明期において
突出した神ゲーだった。と言っても過言じゃありません。
中学1年生だった自分の中でドルアーガの塔に特に驚いたのがクオックス専用BGM、イシター専用BGM、ドルアーガ専用BGMなど
ボス、中ボスなどキャラ毎にまで専用BGMが割り当てられていた事。
今ではティガレックス専用BGM、クシャルダオラ専用BGMなどキャラ毎にBGMが割り当てられてるのは珍しくありませんが
当時、専用BGMが用意された作品はドルアーガの塔だけだったと言えると思います。
ドルアーガの塔で遊んだ自分はその後、友人の家でハイドライド、ブラックオニキス、ウィザードリィ、ゼルダの伝説なども遊び
ファミコン神拳を読みながらドラゴンクエスト発売に渇望した世代であったのが読んでくれた人には容易に想像できると思います。
ちなみにドラゴンボールの孫悟空が2024年に現存していたら54歳になります。
鳥山明先生！自分とほぼ同世代の大ヒットキャラクターと一緒に育ててくれてありがとうございました！