【量子力学】位置表示波動関数と運動量表示波動関数の行き来を自由に
位置表示の波動関数はよく使いますが、運動量表示の波動関数も使うと便利になることがあります。本稿ではその二つの表示の間を自由に行き来できるようになることを目標とします。本稿での議論はJJサクライ現代の量子力学§1.7を参考にしています。
簡単のため、一次元の運動を考えます。運動量演算子を無限小平行移動の生成演算子として定義すると
$$
\hat{p}\ket{\alpha} = \displaystyle\int dx' \ket{x'} \left( -i\hbar \d