吟味

方向性を模索しています

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最近の記事

憑くこと -〈歴史の天使〉から〈不能の父〉へ-

私には内省的でありかつ固定点として中心化されたような深遠な問いがこの私の属する種あるいはより広く世界または存在において、超越的に時を隔てて存在するかのようにそしてその問い自体が現れる空間としての声を導いたものに対する無限に後退する遡行によってもなお、私はそのような漠然としたものに常に支えられてきた感覚があるしそれによって生への活力を吊り支えられてきたと思っている。この感覚は中心化されていると形容するにも関わらず他の誰かと完全に共有できるようなものなのか(そもそもそれを問うよう

    • 【すぐ消すかも】日記.6/6

      風邪が治りかけているので、書いている。 身体が丈夫なうちに、時間を無駄にしないのは重要ね。身体がないと〈生きている〉〈美しい〉という感覚もなくなっていくから、、走るのとか大事かもね。この記事で最初に書いたのは、そういうこと。 私は今アメリカ哲学の勉強しようと思っている。 パースの『連続性の哲学』を昨日買った。ゼノン.カントール、そしてパース.ジェイムズ.ベルクソンなどの「連続性」や「無限」に関する議論を深めていきたい。 風邪が完治してから、また考えをまとめていきたいのだが、

      • 【すぐ消すかも】日記5/30

        風邪を引いた。 明日バイト。世間話、むり。 バイトやめたい。 『働いているとなぜ本が読めなくなるのか』→A.疲れる 死にたくも生きたくもない、疲弊。 体だるいし、アニメでも見ますか。

        • 〈生権力-再生産的未来主義〉から零れ落ちるもの あるいは田舎.論考

          アンチ.ラッパ 欲望機械は綻び、器官なき身体/死の欲動へと突き進む我が身体に、マゾヒスティックな「寂び」を感じる。「美」が途絶えていくのを感じる。いずれ、パラノイアでメタレベルな「寂び」の感覚も薄れていき、統合が失調して、分裂し、ただ、生きる、羽目になるのだろう。 「器官なき身体/死の欲動は非生産的なものである」とあるように、ドゥルーズ.ガタリは「目的」のごときものを否定した。ドゥルーズは「生きることそのもの」を肯定した人だった。というのも、しかし、ミシェル.フーコーやド

        憑くこと -〈歴史の天使〉から〈不能の父〉へ-

          【すぐ消すかも】日記.5/7

          今日はサッカー観戦へ。 『監獄の誕生』を待ち時間に読む。 メタバースは監獄であり、規律.訓練の技術/テクノロジーによって群れに名を与えるものなのか、などは考えたい。 さて、、その話とも関係してそうなことで、以下では最近考えていることの草稿.走り書きとして、短文を書いていく。 天国と地獄 の 建築-脱構築 「隠喩としての建築」として 前に、ロシア宇宙主義とは「現実でキリスト教をやろうとするとそうなる」といった。 ところで、隈研吾はサイバースペースとドラッグが建築になると言

          【すぐ消すかも】日記.5/7

          【すぐ消すかも】日記.4/30

          今日は給料日だったので『ロシア宇宙主義』と『本の神話学』を購入。『ロシア宇宙主義』で、共産主義の進歩は未来主義的で、過去から未来への負債.非対称性があり(つまり未来の人は過去の人より得をしている)そこから某思想が生まれる、的な箇所を読み、なにか最近考えてること、例えばエーデルマンとか、あとサバルタンとかから繋げて人権を考えたい。ロシア宇宙主義とは、来世(天国.地獄)というものが効力を失った時代に、唯物論によって、テクノロジーが半ば神性を帯びるような思想であり、それは現実でキリ

          【すぐ消すかも】日記.4/30

          【すぐ消すかも】日記.4/29

          誰でも、いや多くの人は将来の自分(10年から50年後先ほど)を考えたりすると思うけれど、自分は小学生の頃に今22歳ぐらいになったときどんな奴になっているか、に限らず、例えば先生の話を聞いている最中に「先生の話が終わった時に世界はどうなっているか?」みたいな「非-情報処理的」で「非-世界的」な妄想をしていた「結果」、その頃は予想できていない病気〈統合失調症〉に罹ってしまっている。統失もそうだが、まさか、あの頃の私、つまり先生の話を全く聞かず文字に1000文字接していたかどうか怪

          【すぐ消すかも】日記.4/29

          第5章 22歳ニートの叫び 

          5章まで書いてきたが、次章以降は、もう書かない。いや、何年後かに生きていたら書くかもしれない。 22年間の復習。これを読んでいる人へ、これだけは伝えたいこと。 4つの命題を示すが、どれも当たり前のことである。具体的な問題への解決策にはなり得ないが、抽象的には全体の問題の解決をカバーできていると思う。 動きすぎてはいけない この2つが結局は重要になってくる。 1.既存の制度、及び既得権益に逆らわないこと。 2.小さなコミュニティ内で自分の存在を確認し合えるような、自

          第5章 22歳ニートの叫び 

          第4章 ある未完の草稿のエクリチュール

          未完のアイデアを、公開する。それは詩的なものによって誤魔化すことを意味する。いずれ消したり、修正して再公開するかも。 起源としての叫びと、複製された音と光 四肢や胴体という器官(ジェスチャー)や声、そして光の全方位的な共有-太陽による視覚の共有、それらはいずれも光と音を主とする媒介-メディアが中心を占め、象形文字やオノマトペ的なコードが構造を為していた。コードの根源とは何か?それは「叫び」である。コードは媒介-メディアの変化と共に拡張する。技能とは技術であり技術とは技能を

          第4章 ある未完の草稿のエクリチュール

          第2章 境界と全体 固有名から離れて

          唯物論-観念論の闘争 唯物論と観念論は基本的に認識論の次元に属すが、それが社会思想に反映されると、ホッブスとヘーゲルの対立に相当する、と「西洋政治思想史」に、特に強調するわけでもなく書いてあったのだが、私はそれ以前から唯物論みたいな人と観念論みたいな人、いるよね、という思念がその頃(去年ぐらい)渦巻いていて、それはもしかしたら、左翼と右翼とかもその図式に適応可能なのかもとか思っていた。 唯物論は物を信じ、観念論は観念を信じる。柄谷行人の本に「ヒューモアとしての唯物論」という

          第2章 境界と全体 固有名から離れて

          第1章 自己への吟味 アントナン・アルトーの幽閉

          「裁き」の源泉 呪術から宗教から王から国家へと、「鏡像フィードバックシステム」による、オブジェクトへのメタレヴェルな憑依、つまり人格化された中心-超自我への負い目.負債から、善悪システムによる「裁き」が生じる。 「鏡像フィードバックシステム」は相手に意識があるのであれば、という無限の相互抑圧的な、自然状態=万人の万人に対する闘争、から呪術.宗教.王.国家を作り出した。国家が生まれ、それはある国=主権に対して、対外的に、敵を作り出すことによって、他の国家が螺旋状に広がっていく

          第1章 自己への吟味 アントナン・アルトーの幽閉

          序章 分裂と鏡像

          「今日までのあらゆる社会の歴史は階級闘争の歴史である」 と、マルクスは言った。同書の最後はこう締めくくられている。 「万国のプロレタリア(労働者)団結せよ!」 カント「永遠平和のために」の最後はこうだ。 「たとえ限りなく前進しながら近づくしかないとしても、公法の状態を実現することが義務であり、実現の希望にも根拠があるとすると、これまで誤ってそう呼ばれてきた平和条約(これは実は休戦に過ぎない)の後に続く真の永遠平和は、決して空虚な理念ではなくて、われわれに課せられた課題である。

          序章 分裂と鏡像